ギフテッド 本を同時に読む

ギフテッド 本を同時に読む

こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。

ギフテッドの子が担任の先生から「君は宇宙人だから理解出来ない。」と言われたと、NHKの某番組で放送していました。

ギフテッドを育てている親としては、先生の言っている意味が良く分かります。

息子も迷言多いです。(名言は言わないです。)

今回はギフテッドの息子が読書をした際の奇行についてのお話です。

ギフテッドは読書が好き

ギフテッドの子は知的探求心が強い為、本好きな子が多いです。

幼い頃の絵本から始まり、物語系の他、図鑑、小説、何でも読みます。

息子は辞書や教科書でも目新しい本があると、一回は流し読みします。(一回で内容を覚えてしまうわけではありません。)

複数の本を同時に読む

我が家では息子の為に図書館から週に10冊、本を借りてきていた時期がありました。

息子が小1か小2くらいの時に、借りてきたのが〝ズッコケ三人組〟です。

「ズッコケ三人組が面白かった。このシリーズをもっと借りてきて。」とリクエストされたので、次の週にズッコケ三人組を3冊借りてきました。

数日後、帰宅すると息子はズッコケ三人組を読んでいたのですが、その読み方が奇行で私はには理解できませんでした。

息子はズッコケ三人組を横に3冊並べ、同時に1ぺーズづつ読んでいました。

パパ「なんで同時に3冊読んでいるの?」

息子「ズッコケ三人組が面白いから、3冊同時に読んだら面白さも3倍になるから。」

パパ「そうなの?3倍面白いの?」

息子「え?1冊読むより、3冊の方が1×3で3倍、面白くなるでしょ。単純な掛け算だから当たり前じゃん。ブンダバーみたいな続き物は順番に読まないと理解出来ないけど、ズッコケ三人組みたいな単発ものは同時に読んだ方が面白いでしょ?」

と、真顔で返答されました。

私は3冊同時に読むという発想がなく(一般的にもそうだと思うのですが、、、)、息子の言っている意味が理解できませんでしたが、息子は息子で私の言っている意味を不思議がっていました。

普通を求めること

その後、パパの場合は面白かったら一冊の本を一気に読んでしまうこと、普通の人は同時に本を読まないことを説明しました。

息子は、そうなんだぁ。と意外そうな顔をしていました。

その会話をしてから、息子は本を同時に読むことをしなくなったのですが、今、思うと、本を3冊同時に読んでも周りには迷惑を掛けるわけではないので、、、、息子が3倍面白いというなら、本の読み方に普通を求める必要はなかったように思えます。(1冊づつ読みなさいと強要したわけでなく、一般的な常識=普通、を教えただけですが、、、)

学校で、、

うちの息子は休憩時間に図書室で借りた本を読むことがあります。

その際に、3冊、同時に本を読んでいたら、周りのクラスメイトや担任の先生から「なんで同時に本を読んでいるんだ?」と思われたかもしれません。

冒頭のクローズアップ現代のように、理解不能の宇宙人扱いされていたかもしれませんね。

ギフテッドの生きづらさ

今回の記事のような、ちょっとしたギフテッドと一般的な常識のギャップのようなものの積み重ねがギフテッドの生きづらさにも影響しているのではないでしょうか?

私もつい「普通は、、、。一般的には、、、。」と息子に言ってしまうことがありますが、他人に迷惑を掛けるような行為でなければ、息子の意見や感覚を尊重してやりたいようにやらせてみようと思います。

クローズアップ現代のギフテッド特集の記事はこちら ←

 

 

 

 

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