全国統一小学生テストで偏差値70以上を取った家庭学習方法 オススメ問題集

全国統一小学生テストで偏差値70以上を取った家庭学習方法 オススメ問題集

息子が四谷大塚主催の全国統一小学生テストで偏差値74.3を取ったという記事の反響が大きく、詳しい勉強方法や、家庭学習のやり方などの問い合わせが多かったので、今回は全国統一小学生テストで高得点を取るコツや、ポイント、我が家で実際に使用した参考書などを纏めたいと思います。

2年生の夏、秋、3年生の夏、秋と4回連続で全国統一小学生テストを受けてきましたので、テストの傾向や、出題範囲なども掴めてきました。また、どのような参考書をやれば得点に繋がるかも分かってきました。

もちろん勉強の得手、不得手もあるので全く同じ勉強方法で同じ得点が取れる保障は出来ませんが、今回、例に出す問題集を実践、1人で解けるようになれば偏差値70は超えることが出来ると思います。

息子の学習塾について

まず家庭学習の話しを纏める前に息子の学習塾の状況です。現在、息子は国語と英語の公文に通っており、国語は小学校3年生現在で中学3年生クラスを学習しています。英語については全国統一小学生テストの科目になく、今回のテストに影響はないと思われます。

算数は早いうちに辞めてしまったので今回の全国統一小学生テストに影響はほとんどないと思います。また公文の算数と、全国統一小学生テストの算数は全く別モノなので、公文に通えば高得点に繋がるとは考えてません。

簡単に説明すると公文の算数は計算問題に特化しており、全国統一小学生テストは計算問題よりも、文章問題、図形問題、思考力を問われる問題がウエイトを占めます。

一方、公文の国語については、公文の学習成果が全国統一小学生テストの点に直結していると言っても良いでしょう。

全国統一小学生テストの算数で偏差値70を取る方法

全国統一小学生テストの算数は学校のテストと比べるとかなり難しいです。学校のテストは理解度の確認の為のテストですが、全国統一小学生テストは全国の受験者に順番をつける為のテストです。その為、基本的な問題、応用的な問題、思考力を問う問題などを散りばめ、出来る子と出来ない子で差を付ける仕組みになっています。

ケアレスミスをしない

算数はケアレスミスをしないこと。これが絶対条件になってきます。

これは全国統一小学生テストのみでなく、算数のテストの全てに当てはまります。

前章でも述べましたが、全国統一小学生テストの算数は基本問題、応用問題、思考力を問う問題に分かれ、各パートで出来る、出来ないにふるい分けされます。高得点を取るには基本問題は全問正解が求められます。

また問題構成的にも基本問題は選択肢が少なく、難易度の高い問題ほど選択肢が多くなっていて、出題者の意図としても基本問題は全問正解するように作られています。

時間対策

全国統一小学生テストは時間と比べるとボリュームが多いです。その中でも特に算数が一番時間的にタイトです。

その為、算数のテストはケアレスミスをしないで、なおかつ早く解くことが求められます。(これが意外と難しいです。)

時間をかけないコツは問題に慣れることです。計算式のみの問題は学校でもよく出されます。ただし、後半の問題(サイコロ問題や、カードの問題など)は学校の勉強しかしていない子には初めて見る問題が出される可能性があります。

類似問題を何回か解いた経験のある子と、初めて見る子では正答率に差がつくのは仕方がありません。もし初めて見る問題をスラスラ解けるようでしたら、その子はかなり優秀ということになります。

時間配分については、前回のテストでも良いので過去問を時間内に解く練習をします。3年生の11月のテスト対策なら、去年の過去問があればベストですが、大概の人は持っていないと思いますので、前回受けた6月のテストで時間内に終えるように何度か解いてみましょう。

全国統一小学生テスト対策用の問題集 算数

私の趣味の一つにインターネットで息子用の参考書、ドリルなどを検索して購入するというものがあります。インターネットの評価や息子に向いてるかどうかなどをアレコレ考えながら購入するのが楽しく、小遣いの大半を参考書に遣ってしまう時もあります。時間的な問題で実際に手をつける参考書は購入した3分の1もないと思いますw←(もったいない&実際にやる息子にはいい迷惑ですねw)

その中から全国統一小学生テストで高得点を取る為の参考書を厳選しておススメしたいと思います。

きらめき算数脳

まずおススメしたいのはきらめき算数脳 小学3・4年生 (サピックスブックス)です。

中学受験向け塾大手のサピックスが出版している問題集ですが、中学受験を考えていないお子様、全国統一小学生テストを受けないお子様にも是非、やってもらいたい問題集です。

オールカラーで可愛らしいキャラクターが出てくる問題集で、楽しく解けるように考えられています。問題自体も計算式のみの問題は一切なく、思考力が問われるパズルのような問題です。

うちの息子は「きらめき算数脳」は勉強と思ってなく、勉強の合間の息抜き、勉強を終わった後のご褒美としてとらえていて、この問題集だけは自分からやりたがります。←これは本当に凄いことです。

特に低学年のお子様には実用的な問題集よりも、楽しく解ける問題集をやった方が絶対に良いでしょう。勉強で一番大事なことは勉強の習慣付けで、きらめき算数脳はもってこいです。

トップクラス問題集

次におススメしたいのはトップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざすです。

こちらはきらめき算数脳とは違って実用的な問題集になっています。中学受験を考えている、全国統一小学生テストで高得点を取るなら、実用的な問題集も一冊はやることが望ましいです。

内容的には、計算式の問題から文章問題、図形問題、難関中学の試験問題などほぼ全てのジャンルを網羅しています。

難易度的には全ての問題が標準クラス、ハイクラスA,B,トップクラスと4つに分かれています。全国統一小学生テストで高得点を取ることを考えるだけでしたら、トップクラスの問題には手をつけなくても問題ありません。(実際、我が家では標準クラス、ハイクラスAのみ解いて先に進めています。時間的に余裕がある時のみハイクラスB,トップクラスから厳選してやっています。)

始めからトップクラスの難易度を落としたトップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざす 徹底理解編というシリーズも出ています。

中学受験を考えていない、難関中学を受ける気がない場合は徹底理解編でも良いと思います。

 

天才脳ドリル 空間把握

3冊目は天才脳ドリル/空間把握 中級です。

天才脳ドリルは空間把握の他に仮説思考、数量感覚のシリーズがあり、それぞれ初級、中級、上級の難易度別に分かれています。

仮説思考、数量感覚も悪くないのですが、全国統一小学生テストで得点に結びつくという点では、空間把握シリーズが最も適しています。

トップクラス問題集にも図形や、サイコロ問題などがあるのですが、それ程多くないので、この天才脳ドリル空間把握でさらなら経験、パターン化の習得を身につけられます。

上でおススメした2冊、きらめき算数脳、トップクラス問題集、そして今回の天才脳ドリル空間把握の3冊を実践、自分のものにしてしまえば全国統一小学生テストで偏差値70以上を取ることは容易だと思います。

その他の問題集

上記の厳選した3冊だけ実践、自分のモノにすれば全国統一小学生テストで偏差値70以上を取ることは可能だと思いますが、時間的に余裕があれば天才脳ドリル/仮説思考 中級考える力を伸ばすパズル道場の秘伝公開! 天才脳ドリル 数量感覚 中級: 賢い子には知識では測れないセンスがある!はなまるリトル 3年生 算数などに手をつけるのも良いと思います。

天才脳ドリル仮説思考はパズル的要素が強く思考力の向上に繋がります、天才のドリル数量感覚はその名の通り、数の感覚を身につけます。この2冊は全国統一小学生テストの得点に直結するというよりは、その前段階の算数の思考力、感覚を補い、算数に強い子になるような問題集です。

はなまるリトルについては、全国統一小学生テストを主催するナガセが作った問題集です。なので、全国統一小学生テストの対策にばっちりだろうと思って購入したのですが、全国統一小学生テストとは少し毛色の違った内容でした。ただ問題集としては良い出来なので、やって損はないです。

 

 全国統一小学生テスト国語で偏差値70を取る方法

冒頭でも述べましたが、息子は公文の国語を習っていて、公文の国語だけでもかなりの学力向上になっています。後で紹介する難易度の高い問題集も、スラスラ解けているのは公文のお陰だと思っています。

今回は公文以外で実践している家庭学習を纏めてみました。

漢字対策

まず国語のテストで欠かせないのが漢字を習得することです。必ずと言って良い程、国語のテストには漢字の問題が出題されます。

従って漢字は完璧に覚えてしまえば、必ず点の取れるジャンルになってきます。逆に言えば、偏差値上位を狙うには漢字は落とせない問題ということになります。

漢字の勉強方法は地味ですが繰り返しで覚えるしかありません。

うちの息子の場合、①トイレに貼ってある漢字ポスター⇒②公文の先取り学習⇒③漢字検定の為の学習⇒④学校での学習。と、全国統一小学生テストを受ける前までに4回の繰り返しで学習しているので、テスト前に漢字の対策をやらなくても、ほぼほぼ漢字は習得できています。念のため、テストの2週間くらい前に全ての漢字を書かせてみると、2,3個、書けない漢字があるので、何度か書かせて覚えさせています。

①トイレに貼ってある漢字ポスターは栄光ゼミナールの小学生学習ポスターブック 改訂新版を使用しています。漢字ポスターは似たようなポスターが数多く出ているので、このポスターでなくても良いのでトイレなり、部屋の壁なりに貼って活用することをおススメします。おススメする理由は一つで、超お手軽だからです。

貼るだけで学習出来るというのは最強です。(全ての勉強が貼るだけで済むならどんなに楽かと思いますw)

ちなみに息子は漢字ポスターを見るだけで読みに関してはほぼほぼ習得出来ています。

③漢字検定の為の学習では漢検7級漢字学習ステップ 改訂三版漢検 7級 実物大過去問 本番チャレンジ!を使用しています。

始めの頃は、学習ステップで1回勉強してから過去問を解かしていたのですが、①トイレ学習、②公文の学習でほぼ漢字は解けるようになっていたので、現在では過去問を解かしてみて、解らなかった問題だけ学習するようにしています。解らなかった問題が多い場合は、学習ステップでもう一度基礎固めをするようにします。

 語彙、熟語、慣用句対策

漢字同様に熟語、慣用句などの問題も必ずと言って良い程、出題される問題です。こちらは数が多い為、漢字のように全てを網羅するというのが難しいので厄介です。

ただ語彙、熟語、慣用句は知っているか知らないかで得点に差がついてしまうので、高偏差値を対策をしなければいけません。

ちなみにうちでは、語彙、熟語、慣用句の対策を家庭学習での時間に割いていません。学習をしていないというわけでなく、息子が漫画などで自然と身につけるようにしています。

その為には、子供が自ら進んで手に取るような面白い内容の本を厳選しないといけません。

子供によって好きなジャンル、嗜好が違うのでその子が興味を持ちそうな本を選んであげることが大切です。うちの息子の場合、12才までに世界を広げるちょっと難しい2500の日常語
ドラえもんの国語おもしろ攻略 言葉の力がつく (ドラえもんの学習シリーズ)ポケモンといっしょにおぼえよう! 熟語大辞典などが普通の漫画や、ナゾナゾの漫画などに混じって本棚に並んでいます。

今回、例に上げた3冊だけでなく他にも漫画で勉強出来る本がズラリと並んでいます。

特に親が指示するわけでなく、息子は寝る前や、部屋で過ごす時など自ら進んでこれらの本を楽しそうに読んでいます。

※注意

上のポケモンの熟語大辞典は現在、中古しか販売してないみたいです。特にこの本でなくても、ちびまる子ちゃんシリーズでも、クレヨンしんちゃんでも似たような本が出ているので、子供の好きなジャンルで何でも良いと思います。

読解力対策

漢字、語彙以上に得点の配分が多いのは長文を読んだ上での読解力問題です。全国統一小学生テストでは、時間的にタイトな長文が出題されます。

まず読解力の向上の前に、活字に慣れていないと、問題を読むのに嫌気がさす子がいるかもしれません。そうならない為にも、まずは本をたくさん読むことをおススメします。

本でしたら図書館で無料で借りられますのでコスパ最強の勉強方法です。(難関中学校に合格した芦田愛ちゃんも周に20冊の本を図書館で借りて読んでいたそうです。)

うちの息子も2週間に10冊くらいのペースで図書館から本を借りて読んでいます。小説などを読むだけでも、活字の慣れ、読解力向上になると思いますが、+αで知らない言葉、慣用句が出てきたら辞書で調べることで語彙の習得にもなります。読みながら登場人物の心境を考える、作者の言いたいことは何か、などを考えながら読む癖をつければさらなら読解力の向上になります。

全国統一小学生テスト対策用の問題集 国語

我が家では公文の国語をやっていることもあり、家庭学習で時間を取って使用している問題集はトップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざすのみです。

漢字検定を受ける数週間前には漢検 7級 実物大過去問 本番チャレンジ!などで時間をとって対策をしています。

公文や塾に通っていなくて、いきなりトップクラス問題集をやるのは難易度が高い場合などはトップクラス問題集国語小学3年―中学入試をめざす 徹底理解編はなまるリトル 3年生 国語などで基礎を固める学習をしても良いと思います。

いずれにしても最終的にトップクラス問題集を解けるようになれば、全国統一小学生テストで偏差値70前後は取れると思います。

まとめ

上記の勉強方法で息子は毎回、高偏差値を取っています。これは全国統一小学生テストに限ったわけでなく、他の全国テストなどでも同様です。

算数はケアレスミスがあると偏差値が下がる時もありますが、国語に関しては安定して高偏差値を取ってきます。

算数の時間配分の章で過去問に触れましたが、1年前や2年前の過去問をやることも得点に繋がることは確かでしょうが、基本的に過去問は手に入らないはずです。兄弟がいたり、通っている塾の伝で手に入るなら是非活用しましょう。

他にもインターネットで過去問をお金を出して購入することも可能ですが、正直言ってそこまでする必要はありません。なぜなら全国統一小学生テストは目指すべきゴールでなく、中学受験の為の通過地点、学習診断の為のツールだからです。

今回の記事は長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

高偏差値を取る為の勉強方法を纏めてみましたが、なにかしら参考にして頂き、お子様の学力向上に繋がれば幸いです。

 

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