ギフテッドの中学受験

ギフテッドの中学受験

こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。

IQ150であるギフテッドの息子は小学4年生から中学受験塾に通っています。

皆と同じように授業を受け、皆と同じように多くの宿題をやらせていましたが、親の私をとしては〝このやり方が息子にとってベストの方法なのだろうか?〟といつも疑問を抱いていました。

集団塾と言うのは今までの実績や経験値から全ての子に対しての最適なカリキュラムを組むように考えられています

私がずっと疑問に思っていたのは、ギフテッドにはギフテッドなりのベストな勉強方法があるのでないか?という疑問です。

個人指導の塾や、家庭教師の指導なら、個人の特性に合わせて指導を編成することも可能と思いますが、集団塾ではそこまでの裁量は出来ないと思います。

新型コロナウィルスの影響で我が家の家庭状況も大きく変わってしまい、息子の中学受験を諦め、中学受験業界から撤退しようと思っていました。

退塾の旨を塾に伝えたところ話が聞きたいというので、退塾覚悟で息子がギフテッドあること、ギフテッドの子にはギフテッドなりの勉強方法が必要であることを打ち明けてきました。

結果、塾の方でも真剣に話を聞いてくれて、息子に対する指導が始まりました。

今回の記事は、何故私がギフテッドにはギフテッドなりの学習方法が必要と思ったのか?実際に塾の方で息子で実施してくれる指導などを纏めてみました。

ギフテッドの子が学習に対する特性

ギフテッドの子、全ての子に当てはまるかは分かりませんが、ギフテッドの子は復習が嫌いです。特に計算だけの学習、漢字の書取りは大嫌いです。

計算や漢字の書取りなんて誰もがやりたくないとこと、好きな子なんていない。というご批判もあると思うのですが、ギフテッドの子にの計算、漢字の書取りに対する拒否感は想像以上のものがあります。

例えるなら、高所恐怖症の子にバンジージャンプをやらすような、、、、虫が嫌いな子にゴキブリを触らせるような、、、本当に異常な拒否感を示します。

実際にうちに息子もそうですし、私以外のギフテッドの日常を紡いでくれるブログを見ると、どの家庭でもギフテッドの子に漢字の書取りを学習させるのは非常に困難のようです。

正直、ギフテッドに中学受験は向いていないように思えてしまいます。

抜群の記憶力、好奇心の強さなどは勉強向きなのですが、毎日コツコツやるような復習などは苦手です。

ギフテッドの中でも、突き抜けて記憶力や思考力が高い子、勉強自体に興味がある子は別かもしれませんが、それ以外のギフテッドの子には中学受験、その後の学習生活も本来の力を発揮出来ない可能性が高いと思います。

ギフテッドの子にはアンダーアチーバーの子が多いのは上記のようなことが要因として挙げられるのでしょう。

抜群の記憶力

復習が苦手だから、漢字の書取りが大嫌いだから、、、、ギフテッドの子が漢字が苦手ということではありません。

その抜群の記憶力から、テキストに載っている漢字を見るだけでその漢字の大半を覚えています。

ただ気を付けないといけないとこは、さすがに全ての漢字を覚えているわけではないので、覚えていない漢字は何回か書いて覚えないといけません。その為には、漢字のテストを実践して書ける漢字と書けない漢字を洗いださないといけないのですが、その漢字テストですら異常に嫌がります。

簡潔に纏めると、特段に漢字練習をしなくても8割~9割の漢字はテキストを見るだけで覚えてしますが、残りの1割から2割を定着させるには非常に労力が必要になってきます。

異常に多いケアレスミス

うちの子は異常にケアレスミスが多いです。

その原因の半分は自分の書いた文字が読めずに、違う数字として次の計算をしてしまうと言う算数の問題です。算数以外にも理科や社会でもあり得ないケアレスミスをします。

記号で答えないといけない問題を語句で答えてしまったり、カタカナ指定で答えないといけないのに漢字で書いてしまったり、非常にもったいないケアレスミスが多いのも難点です。

塾がギフテッドの息子にしている指導

退塾するつもりだったので塾の方にはかなりの無茶ぶりをしました。

要点を纏めると

①組み分けテストで特待生制度の基準であるSクラスでなければ退塾する

②宿題は嫌がるので極力少なく

③平日は塾に通わせない

の3点が主です。

塾側には一度退塾の方向で話しを進めていたので、かなりの無茶ぶりでしたが、すんなり話が通りました。

なぜ話がすんなり通ったかは分かりません。

①お金になるので塾に残って欲しい

②ギフテッドの息子の才能を見ているので難関校に合格する可能性があるので塾の実績になる為残って欲しい

上記2点のどちらかだと思いますが、はっきり分かりません。もしかしたら両方かもしれません。

なにはともあれ、週に一回土曜日に息子の指導が始まりました。

テスト実施⇒間違えた原因の追究と補習

どのように息子に指導するのかと思っていったのですが、流れとしては

①テストで息子の弱点を見極める

②弱点克服

という感じでした。

具体的に言うと土曜日に塾に行くと、息子は算数、理科、社会のテストを解きます。その後、間違えた問題の指導という流れでした。(国語の指導はありません。)

塾の指導を受けてみて

平日に塾に通わず土曜日の3時間のみの指導だけで組み分けテストでSクラスに入れるかは全く分かりませんが、我が家の負担はかなり減りました。

今までは息子の代わりに私が計算ドリルや漢字の書取りなどをやっていることもあったのですが、そういったことをしないで良くなりました。

息子の特性に沿った学習方法になっていると思います。

息子専用の指導の結果は?

7月19日の日曜に組み分けテストがあるので、今回の指導の結果、息子の成績が上がったのか下がったのかは当ブログで記事にしたいと思います。

土曜日の指導について、テストが終わると、息子の為にマンツーマン指導、厳密に言うと講師二人が変わるがわり息子に指導するという集団塾らしからぬ指導をしてもらっているので塾の方には感謝の気持ちしかありません。

指導方法が変わって、息子の成績がどのように変化していくかは、今後も当ブログで紹介していきたいと思っていますので、興味のある方は時々覗きに来て下さい。

親の私も、今後の息子の成績が上がるか下がるかは分かりません。期待半分、不安半分というのは正直な気持ちです。

 

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息子の詳しい学習状況は中学受験コムにて掲載中 ←

 

 

 

 

 

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