ママ塾、パパ塾のススメ リビング学習の進化系、進め方、全国テストの成果も公開

ママ塾、パパ塾のススメ リビング学習の進化系、進め方、全国テストの成果も公開

ママ塾、パパ塾と言う言葉を聞いたことありますか?

聞いたことがなくても、なんとなく言葉の響きで分かる方が多いと思います。ただ具体的に何をどうすれば良いのか、聞かれたら答えられないではないでしょうか。

今回はそんなママ塾、パパ塾の特徴、やり方などを詳しく説明します。

ママ塾、パパ塾とは?

単純にママが子供に勉強を教えることをママ塾。パパが勉強を教えることをパパ塾と言います。

家庭学習の一つで、現在の主流になりつつあるリビング学習の進化系になります。リビングで親が子供の横に座り、勉強を教えます。

勉強を教えると言っても、学校や塾のように教科書を使って勉強を一から教えるというスタイルでなく、基本的には子供に問題集を解かせ、親は 子供が問題を解いたらすぐに〇をつけたり、間違えたり、分からない問題は解説する形で勉強を教えます。

ママ塾、パパ塾の入門編

ママ塾、パパ塾を始める時期11

ママ塾、パパ塾は始めるのは幼稚園在籍中か、小学校1年生から始めることをオススメします。出来れば、早ければ早いほど良いです。その理由は3つあります。

1、中学受験塾のクラス分け対策

中学受験を考ているお子さんは、大概の場合、小学校3年生の2月から中学受験の対策塾に入ります。

だったら、その時期から勉強を始めれば良い。と思う方もいるかもしれませんが、実はそうでもなく、塾に入る時にレベル毎のクラスに振り分けられる塾もあり、一度、レベルの低いクラスに入ってしまうと、上のクラスに入るには さらなる勉強をする必要がでてきます。

それならば、ママ塾、パパ塾である程度の学力をつけさせておいて、初めから高いクラスに入り、質の高い授業を受けさせた方が塾のスタートがスムーズに行きます。

2、お金をかけずに入塾する為に大手塾の特待生制度を狙う

この記事は【お金をかけない中学受験】というカテゴリーなのですが、その名の通り、いかに少ない費用で中学受験を成功させるかを考えています。

お金をかけない中学受験の記事はこちら ←

上記の記事で触れていますが、中学受験塾の費用は高いです。6年生にもなると年間100万円を超えてくる塾もあります。

裕福な家庭は別ですが、裕福ではない家庭(我が家もそうです。)で年間100万円の出費は相当な痛手になります。

その対策として、自分が奨めてるいるのは、全国テストの優秀者が無料で入塾が出来る特待生制度を狙うことです。特待生制度は大手塾でも実施していて、臨海セミナー、早稲田アカデミー、日能研などで採用されています。

臨海セミナーで説明させて頂きますと、四谷大塚が主催する‘全国小学生統一テスト’で偏差値60を取れば無料で入塾が出来、半年間の間、通常の授業のほか、御三家対策の授業も無料で受けられるようになります。

特待生制度を狙うとなると、小学校2年生の6月のテストが初めの試金石となりますので、まずはそこをターゲットとしてテスト対策を実施しなければならず、逆算すると幼稚園在籍中、小学校1年生からの勉強が必要になってくるのです。

3、勉強以外の様々なことを教える時間が欲しい

次の章で詳しく触れますが、ママ塾、パパ塾は勉強以外のものから始めるのが望ましいです。勉強以外のママ塾、パパ塾の期間も取りたいので早めのスタートが良いでしょう。

また小学校3年生の2月に中学受験の塾に入塾してしまってからは本格的な勉強に時間を多く割けられるようになります。パズル系の問題や、図形の問題をやる時間が多くとれずに実践的な勉強ばかりすることになりがちになってしまいます。

それを考えると低学年のうちはガツガツ実践的な勉強をやるのでなく、余裕を持って幅の広い分野の勉強をやるのが望ましいです。その為にも年齢の低いうちにママ塾、パパ塾を始め、勉強する土台を作りましょう。

まずは勉強以外のものから始めよう

ママ塾、パパ塾を始めるにあたって、まずは子供が興味を持ちそうな楽しいことから始めましょう。

我が家で実践した例を具体的に言うと、‘ドラえもん、ミッキーマウスなどのキャラクターの書き方を教える。トランプゲームの勝ち方を教える。(7並べの有効なせきどめ方、ババ抜きで相手にババをひかせるコツ、大富豪でのカードの出す順番など。)将棋、オセロ。100円ショップで買ってきた紙製のパズルなど。’です。

パパ塾を始める前に、子供に「今からパパ塾をやるよ。」と声をかけ、パパ塾を認識させてから、パズルなどをやります。すると子供はパパ塾=楽しいもの。と認識します。

今でも継続しているのは100円ショップで売っている立体パズルです。最近のものは100円でも本格的なものが多くて驚きます。時間も子供と一緒にやって20分~30分くらいで完成するので、ちょうど良いです。

 

勉強を取り入れる時もパズル系など楽しいことから入ろう

勉強以外のママ塾、パパ塾を何週間か続けたら、いよいよ勉強を取り組むのですが、ここでいきなり難しい問題集をやらしたら今までの苦労が台無しになります。

パパ塾=面白い。から⇒パパ塾=難しい、面白くない。と一気に評価を下げることになるでしょう。

勉強は継続することが一番 難しく、またそれが一番 大切なことなのです。

その為には、勉強=面白い。と子供が思ってくれるように仕組まないといけません。

初めてやる問題集でオススメなのは大手中学受験塾のサピックスの出している‘きらめき算数脳’などです。

大きめのページに、キャラクターや図解などがフルカラーで書かれています。問題自体も楽しいゲームやパズル要素が満載で子供の興味をひき、子供も算数の勉強をやっているのでなく、遊び感覚で解けるように非常に良く構成されています。

楽しいだけでなく、問題の内容も質が高く、文章を読み解く力、思考力、問題解決能力の向上に役立つようになっています。

ママ塾、パパ塾で重要な部分、解けなかった時に分かり易く解説してあげる必要があるのですが、きらめき算数脳の解説書は すごく分かりやすい物となっており、子供に教える時に非常に重宝します。

ママ塾、パパ塾の具体的な進め方

ママ塾、パパ塾が子供に楽しいものと思わせ、定着したら、勉強の要素を徐々に増やしていきます。

ママや、パパが勉強を教えると言っても、教員の資格も持ってないので、何をどうやって教えるか迷ってしまうこともあるかもしれません。

この章では、ママ塾、パパ塾の具体的な進め方を説明します。

まずは問題集の選定から

ママ塾、パパ塾は市販のドリル、問題集を中心に進めます。(中学受験を考えていない方などは学校の宿題で良いと思います。)

自分の場合は、ネットで検索しアマゾンで購入していますが、この選定の作業が楽しいです。お小遣いのほとんどが問題集代に消えてしまう時もありますw

問題集の選定のポイントは4つあります。

1、子供のレベルにあった問題集を選ぼう

算数の苦手な子に、いきなりトップレベルの問題集をやらしても、解けるわけがありません。算数に対する苦手意識が強くなるだけです。逆に算数の得意な子に、簡単すぎる問題集をやらしても新しく学ぶことは少ないですし、子供が退屈と感じてしまいます。その子にあったレベルの問題集をやらすことは非常に重要です。

2、子供の特徴(長所、短所)を理解して選ぶ

算数は得意だけど、漢字が苦手。漢字が得意だけど、読解力が低い。など、その子の特徴を知った上で、その子の長所を伸ばしたり、短所をなくすことが出来ます。

特に短所が残ってしまうと、その部分は点数が取れずに、受験を考えると圧倒的に不利になります。子供としても短所の部分は、苦手意識があると思いますので、簡単な問題集から手をつけ、自信をつけさせてから、徐々に問題集のレベルを上げていきます。

3、出来れば詳しい解説書がついたものが良い

ママ塾、パパ塾の性質上、子供が分からない部分は親が子供に勉強を教えないといけません。親が高学歴でどんな問題も指導できると思っているならば問題ありませんが、そうでない場合、問題集の答えだけを見ても、意味が分からずに指導できない可能性もあります。

そうならない為にも、解答部分に分かり易い解説があると良いです。また、解答部分が問題集の後ろについてるモノと、問題集と分離できる2タイプがあり、ママ塾、パパ塾では分離できるタイプの方が使いやすいです。(後ろについてるタイプでも使えなくはない。)

4、その他(価格や内容など)

問題集やテキストなど、意外と値段が高いです。(高いと2500円くらいします。)

ブックオフなどで、良さそうなものを探したりしたこともあるのですが、問題集の類はあまり中古市場に出回っていません。また、運良く古本屋に置いてあっても価格がそれほど安くなっていません。逆に言うと、お金を節約したい場合は、問題集に直接書き込みをせず、やり終わったら古本屋に持っていけば(漫画などよりは)高めに買い取ってくれます。

問題集の内容も考慮して買いたいです。本屋にあれば実際の内容を見て購入できますが、ネット通販の場合はネットでの情報や、評価などを見て推測するしかありません。

内容は子供が好きな事や興味のあることを考慮する方法もあります。例えば、漢字を勉強する場合、様々な問題集があるのですが、ブームになった「うんこ漢字ドリル」や、「漢検 過去問題集」などがあります。

子供の親しみやすさを優先するなら「うんこ漢字ドリル」を、漢字検定を受けさせることを考えていたり、下品なことが嫌いな子、親がやらしたなく場合は「漢検 過去問題集」を選定するなどしましょう。


問題集比較

自分は問題集を選定、ネット通販で買うのが趣味の一つになり。問題集を何十冊も買ってしまいましたw。当たり前ですが、ほとんど手をつけれていません。ここでは、その中から、上記の4つのポイントに触れつつ、いくつかご紹介します。

くもんの小学ドリル 

  1. 難易度     ★☆☆☆☆
  2. 長所、短所別  ★★★★★
  3. 解説書     ★★★☆☆(後ろタイプ)
  4. 価格      ★★★★★

総評 くもんの問題集の難易度は非常に低めに設定されています。その為、勉強のとっかかりや、苦手な教科の弱点克服にもってこいです。

このシリーズは計算シリーズ、数・量・図形シリーズ、文章題シリーズと3タイプに分かれていて、さらに計算シリーズはたし算、ひき算、かけ算、わり算、分数、少数と多彩に分類化されていて、苦手な所のみを集中して勉強できます。

解説書は後ろタイプで詳しい解説は ついていませんが、問題が簡単な為、特に問題ありません。

価格も安めです。

くもんのシリーズは理科、社会の集中学習シリーズも含め、難易度が低めに設定されています。

我が家では、息子を公文に通わせていますが、公文式では一切、図面の問題が出てこないので、こちらの数・量・図形シリーズでその部分を補う形で使用しています。また、理科、社会の中学受験用のテキスト、問題集は難易度が高すぎるものが多く、勉強を始めるとっかかりには使えません。その点、くもんの理科・社会集中学習シリーズは難易度が低く、初めての理科、社会の勉強に最適です。

 

きらめき算数脳

  1. 難易度       ★★★☆☆
  2. 長所、短所別    ★☆☆☆☆
  3. 解説書       ★★★★★(分離タイプ)
  4. 価格        ★☆☆☆☆

総評 ママ塾、パパ塾で一番重要なこと‘楽しく勉強をしよう’のテーマに最適でオススメの問題集です。

難易度はやや難しめ。算数の問題集ですが、読解力がかなり必要で国語が苦手な子だと問題の意味が分からない可能性もあるかもしれません。肝心の算数の思考力、問題解決能力の難易度もやや高めですが、☆で難易度表示がされていて☆1なら比較的簡単です。

解説書は分離型で非常に分かり易いです。解説書でさえ、フルカラーで読んでて飽きさせません。

価格のほうは大型版&フルカラーということでやや高めになっています。

価格は高めですが、楽しく勉強を出来るという意味で非常にオススメの問題集になります。

中学受験の最大手のサピックスの問題集とあって、実に良く出来ています。ママ塾、パパ塾の気分を変えるアクセントとして、子供がやる気がない時に遊び感覚、ゲーム感覚として使用でき、かなり優秀な問題集となり、お値段以上の価値があると思います。

 

天才脳ドリル

  1. 難易度       ★★☆☆☆~★★★★☆
  2. 長所、短所別    ★★★★★
  3. 解説書       ★☆☆☆☆(後ろタイプ)
  4. 価格        ★★★★★

総評 パズル道場の秘伝公開と銘打ってるだけあり、パズル的要素がふんだんに取り入られている問題集です。

難易度は入門、初級、中級、上級となっており上級となると、かなり難易度高めになります。子供のレベルにあった難易度の問題集を選ぶのがキーになります。

難易度以外にも、空間把握、仮説思考、数量感覚、語彙&表現とジャンルわけされています。特に空間把握、仮説思考は得意、不得意でかなり差がでる所だと思いますので、苦手なジャンルでしたら、初級からじっくりやって、苦手克服に繋げたいです。

解説書は後ろ型で答えのみの表記です。いきなり上級からやり始めると、大人も解き方が分からずに解説が出来ないという事態にもなりかねません。そういった場合は初級、中級と徐々にステップアップしていくのがオススメです。子供ももちろんのこと、大人も問題を解くコツを覚えていくので、解説が出来るようになってます。

価格は600円と安めですが、全ジャンルを揃えると意外と高くつきます。その子にあったレベル、ジャンルのものを選別しましょう。

子供的には天才脳ドリルという響きだけで興味が湧き、やる気が出るかもしれません。内容もパズル的要素が多く、ママ塾、パパ塾のとっかかりに最適です。また立方体の積み上げ、サイコロの展開図、折り紙の切った形などは中学受験や全国テストに出てもおかしくないほど、実践的な問題もあります。

 

トップクラス問題集

  1. 難易度       ★★★★★
  2. 長所、短所別    ★☆☆☆☆
  3. 解説書       ★★★☆☆(分離型)
  4. 価格        ★★★☆☆

総評  算数、国語ともママ塾、パパ塾の軸になる一冊です。

難易度は非常に難しく、中学受験を考えてる人用になります。また全国統一テストと比較しても、こちらの問題集の方が難しいので、算数、国語が苦手な場合、もう少し難度の低い問題集をやらした方が良いかもしれません。その為、トップレベル問題集(徹底理解編) という難易度を落とした姉妹シリーズも出ています。

解説書は分離型で詳しく解説してあるんですが、問題自体が非常に難問であるため、解説を読んでも意味が分からない問題もいくつかありました。(自分の場合です。賢い親なら問題ないかもしれません。)

低学年の内は算数はパズル的な問題集を多めに解かした方が良いのですが、やはり普通の問題集も一冊はやっておいた方が無難です。またこの本に限らず、(パズル系ではない)普通の問題集はママ塾、パパ塾の軸として使える存在であり、普通の問題集をやりつつ、パズル系やゲーム系をこなしていくスタイルで構わないと思います。

トップレベル問題集の他、最レベ問題集、プラスワン問題集などが難易度が高い問題集と有名です。欲を言えば、この中の1冊ではなく、2冊(3冊)をやれば理想的です。(ただし時間的に厳しいと思います。)難易度的には1冊でも十分なのですが、同じ問題集だと問題の傾向が偏ってしまうという弱点もあります。

トップレベル問題集には学力診断ができるテストが付いており、最後の総仕上げとしてテストを実施し、ネットで点数を送ることにより、その子の長所、弱点などがアドバイス付きで結果が出ます。

 

 受験理科の裏ワザテクニック

  1. 難易度       ★★☆☆☆
  2. 長所、短所別    ★★☆☆☆
  3. 解説書       ★★★★★(問題集でないので本の内容自体が解説書です)
  4. 価格        ★★☆☆☆

総評 理科のテキストして使える一冊です。問題集ではありません。

ママ塾、パパ塾で理科を取り入れたい場合、まず初めは公文の集中学習からやり始めれば問題ないと思うのですが、2冊目の本がなかなか見つかりませんでした。理由は他の問題集やテキストだと一気にレベルが上がってしまう為、その点、この受験理科の裏ワザテクニックは図解やマンガなどを取り入れ、学びやすく難易度も低めで2冊目に使用しやすい教材です。

また裏ワザテクニックという名前からすると、基本が出来た上での丸秘テクニックみたいなものを想像すると思うのですが、実際の内容は基本的なことばかりでオーソドックスなテキストとなっております。ママ塾、パパ塾でテキスト代わりにも使えますし、子供の枕の横に置いておいても中身が楽しいので自ら進んで読んでくれると思います。

他にも、もっとオススメしたい問題集、テキストなどありますが、近々、科目別などで紹介できたら良いとおもいます。

スケジュールを考えよう

問題集の選定が終わったら、スケジュールを考えます。

6月、11月に小学生対象の全国テストがあるので、そこから逆算してスケジュールを立てます。この際、余裕を持ってスケジュールを組んで下さい。また、年に2回のテストだとスパン的に長いこともあり、漢字検定や算数検定を子供に受けさせると、スケジュールが立てやすくなります。

年に2回の全国テストの勉強をやりつつ、漢字検定が近づいたら漢字の勉強を多めにするなどします。算数検定を受けるメリットなどは別の記事で紹介していますので、興味がありましたら、そちらも目を通してみて下さい。

算数検定のススメ 5つのメリットと大切なこと ←

ママ塾、パパ塾の勉強の指導の仕方

何度も書いていますが、ママ塾、パパ塾に限らず勉強に必要なことは継続することです。その為には、子供に勉強が楽しいと思ってもらうこと、モチベーションを保つことが重要になってきます。

1、問題を解いたらすぐに〇をつけてあげよう

ママ塾、パパ塾は基本的に子供の隣に座って進めます。

子供が問題を解いて正解していたら、すぐに丸をつけてあげて下さい。全問正解したらハナマルをしても良いです。〇をその場でつけることで子供のモチベーションに繋がります。

2、子供を褒めてあげよう

正解したら〇をつけると同時に子供を褒めてあげて下さい。

さすが〇〇ちゃん、頭よいねーー。賢いねー。と大袈裟に褒めても子供は素直に喜んでくれます。子供が勉強をするのに親に褒めてもらいたいから、というのも立派な理由の一つです。

また勉強をするメリットを子供に教えることも重要です。例えば、子供がお医者さんになりたいという夢をお持ちでしたら、お医者さんになるには勉強してお医者さんの大学に入らないとなれないんだよ、その為に今から勉強をちょっとだけ頑張ろうね。などで良いです。

3、子供にあったスタイルを確立しよう

子供の性格が様々あるように、ママ塾、パパ塾のスタイルも子供に合わせた方が効率的です。ママ塾、パパ塾を数をこなしているうちに、ここはもっとこうしたら良いとか、この問題集を多めにやらせようなどと気付きが出てきます。

我が子の場合、間違えを指摘すると一気にやる気をなくしたり、怒ったりします。その対策として、答えが間違っていてもその場では指摘せずに、次の日に間違えた問題を分かり易く説明した後に解かせるようにしたりしています。

また息子は知っていることを復習することが嫌いで、新しいことを知るのが好きなので、パパ塾では目新しいことを多めにやらすようにしてます。ただ漢字検定の前などは漢字を本当に覚えているのか把握したいので、そういった場合は子供にテレビを見ながら解かしたりしています。そこで解らなかったり、間違えた問題だけをパパ塾に取り入れなどの工夫をしています。

その子にあったやり方を工夫して どんどん自己流の指導の仕方を編み出して下さい。

パパ塾の成果

本当に素人が指導したママ塾、パパ塾で成果が上がるか疑問に思う方もいると思いますので、我が家でパパ塾を受けた息子の四谷大塚主催の全国統一小学生テストの結果を公表します。

全国統一小学生テスト  17年6月  小学2年生

算数   得点  115/150  偏差値63.4 平均点 85.7  順位 1322位/17847人

国語   得点  141/150  偏差値69.2 平均点 84.7  順位 158位/17847人

総合   得点  256/300  偏差値68.3 平均点 170.4  順位 370位/17847人

小学校2年生の場合、偏差値60を取れば、臨海セミナーのA特待で授業料が無料になるので目標にしていたのですが、60を超えることには成功しました。

ただ全国テストを受けて見て算数で大きな問題点が見つかりました。(11月にも全国テストを受けたのですが、同じ傾向が出ました。)大きな問題点とはケアレスミスです

算数のケアレスミスは致命的な問題なので、現在、パパ塾でケアレスミス対策を取り入れています。

 

ケアレスミスの対策を書いた記事はこちら ←

親のモチベーションの保ち方

ママ塾、パパ塾は子供の勉強に対するモチベーションを維持するのが重要だと書きましたが、同じく親のモチベーションも必要です。これはママ塾、パパ塾だけの話だけでなく、中学受験自体も同じ話しです。

子供が勉強を嫌がり、険悪になることもあります。思うように偏差値が上がらないこともあるでしょう。そうなると自分の貴重な時間を割いてまでやる必要がないんじゃないかと思ってしまうかもしれません。そういった時に前向きになれる考え方を3つ ご紹介させて頂きます。

1、子供の可能性は無限大

よく言われることですが、子供の将来は無限大です。歴史に名を残す人物になるかもしれません、社長になって億万長者になるかもしれません。逆に犯罪者になる可能性もあるでしょう。子供の将来が少しでも明るくなるようにママ塾、パパ塾をしていると思ってみて下さい。

2、指導できるのは今だけ

親が高学歴でもない限り、子供の勉強を構ってあげられるのは中学受験くらいなもんです。高校受験、大学受験は親の出番はありません。(夜食を作ってあげたりはできますが。)悲しいですが大きくなったら会話すらあまりしてくれなくなるかもしれません。子供と濃密に関われるのは今だけだと自覚して大切な時間だと意識してみて下さい。

3、目的意識をはっきりする

子供に難関中学に合格させたいのなら、そのことをモチベーションに。全国テストで偏差値60を取り、大手の塾に通わせたいなら、そのことをモチベーションに。理由は何でも良いですが、一つの目標に向かっていった方が分かり易く歩んでいけます。

また親が指導することで、家庭教師代が浮くと考えることも出来ます。家庭教師を頼むと費用も質もピンキリですが、小学校レベルなら大学生の家庭教師を頼むのも、親が勉強を教えるのもさほど変わらないでしょう。自分が指導することで家庭教師代が浮くと考えたら、少しやる気が出てきませんか?

まとめ

〇ママ塾、パパ塾とはリビング学習の進化系

〇ママ塾、パパ塾に限らず勉強で一番大切なことは継続すること

〇継続するには子供に勉強を好きになってもらう。その為の努力は惜しまないこと。

〇問題を解いたらすぐに丸をつけて、大袈裟に褒めよう

〇その子にあったスタイルを確立しよう

〇ママ塾、パパ塾(中学受験)は子供だけでなく、親のモチベーションも必要

 

今回の記事は以上です。

なんとなくママ塾、パパ塾というものがお分かり頂けたでしょうか。ただ、記事でも触れましたが、ママ塾、パパ塾のやり方というものに正解はなく、子供に合わせたスタイルが効果的です。子供の性格や長所、短所を一番知っているのは、いつも側にいる親です。

もしママ塾、パパ塾を実施したいと思っている人がいましたら、子供の特性をよく理解して早めにその子にあったスタイルを確立するようにして下さい。

 

全国テストで偏差値60を取る勉強方法、コツはこちら  ←

 

 

ご覧頂きありがとうございます。

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