当ブログでは臨海セミナーの特待生制度には多く触れていますが、一方で首都圏の中学受験の雄、「日能研」のスカラシップ制度には ほとんど触れていません。
その一番の理由は、日能研のスカラシップの基準が明確ではないからです。臨海セミナーの特待生の基準みたいに四谷大塚の全国小学生統一テストで偏差値60以上。など明確な基準があれば、そこを目標にして頑張れるのですが、、、。
しかし、日能研のスカラシップ制度も狙えるような成績なら、狙ってみる価値はあります。
今回は、日能研のスカラシップ制度と臨海セミナーの特待生制度を比べ、どこが違うのか?どちらを狙うべきか?などを分かり易く説明します。
特待生制度の基準
日能研スカラシップ制度
冒頭でも触れましたが、日能研のスカラシップの基準は明確にはされていません。ただし、臨海セミナーの特待制度よりも、かなりのレベルが必要なのは間違いないです。ネットでは全国テストで上位50以内などの情報もあるので、かなりの難易度です。
小学生の全国テストは四谷大塚の全国統一小学生テストが有名ですが、日能研でも大規模な全国テストを実施しています。日能研のテストの特色は筆記問題が多く、文章を書く能力が必要になってきます。やや癖のある問題が出題されますので、スカラシップ制度を狙うためには日能研のテスト対策が必要になってきます。
臨海セミナー特待生制度
こちらは基準が公表されています。
四谷大塚の主催する全国統一小学生テストで下記の偏差値を取ると入塾出来ます。
小学生2年生 2教科 偏差値60以上
小学生3年生 2教科 偏差値60以上
小学生4年生 2教科 偏差値65以上
小学生5年生 2教科 偏差値65以上
ネット上では公開されていませんが、6年生も特待生制度が受けられます。基準は臨海セミナー内部のテストで決まります。
日能研VS臨海セミナー
基準に関しては、はるかに臨海セミナーの方が簡単です。
臨海セミナーの偏差値60以上というのは上位約16%、6.3人に1人の割合ですから比較的容易ではないでしょうか?一方、日能研の方は詳しい基準を公表していませんが、全国テストに100位以内(50位以内との情報もあり)と考えると、10000人中、100番としても100人に1人なので上位1%です。
免除になる費用
日能研スカラシップ制度
通常授業料、季節講習、テスト代、特別講座費、教材費など諸々が免除になります。ほとんどの費用が無料になるので、利用できるなら利用したい制度です。
臨海セミナー特待生制度
季節講習の除く、通常授業料が免除になります。また、御三家算数の授業料も無料になります。夏季の講習は学年、選択クラスによっても変わってきますが、6年生は10万円を超えてきますのでこの費用が無料にならないのは大きいです。
日能研VS臨海セミナー
免除される種類は日能研の方が多く、費用的にも日能研の免除の方が大きいです。臨海セミナーの方は季節講習が無料にならないのが、日能研との違いです。
まとめ
日能研スカラシップ制度と臨海セミナー特待生制度を比べた場合、日能研のスカラシップ制度の方が基準が厳しく狙うには難しいですが、費用免除の額などは大きい。一方、臨海セミナーの特待生制度は基準が緩いが、受けられる免除は少ない。という、ことになります。
どちらを狙うべき?という話しになりますと、臨海セミナーの基準は超える偏差値をキープしつつ、あわよくば日能研の基準も超えられれば、というダブルスタンダードが良いと思います。お子様が大変優秀で、日能研の基準も狙えるというレベルでしたら、はなから日能研のスカラシップ制度狙いで問題ないと思います。
上記は特待生制度のみを比べた話しになりますが、もちろん入塾するにあたっては、家からの距離や、お子様と塾の相性などを踏まえ総合的に判断しないといけません。
日能研、臨海セミナーとも無料で体験授業をしているので、一度、教室の雰囲気などを見てみてお子様に合ってる塾を選択して下さい。
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