自閉症、ADHDは集団行動が苦手 一匹狼、セルフエスティーム

自閉症、ADHDは集団行動が苦手 一匹狼、セルフエスティーム

自閉症、ADHDの子達は集団行動が苦手な子が多いです。

無理に集団行動をさせようとするとパニックを起こす可能性もあり、徐々に集団行動に慣れさせていく必要があります。また、なぜ集団行動を嫌がっているのかはケースバイケースなので、その時のその子の心情を知り、その心情に適した接し方が必要になってきます。

自閉症、ADHDの子に限らず、子育ての基本はセルフエスティーム(自尊心、自分を愛する感情、自己評価)を持てるように接しましょう。

本日は自閉症、ADHDの子に集団行動を慣れてもらう内容の記事です。

集団行動が苦手な理由

集団行動が苦手と一口で言っても、その理由は様々です。

まずは何故、集団行動を嫌がるのか?苦手なのか?の理由を知りましょう。

楽しい気分が強すぎる

ADHDの子の場合に多いのですが、集団行動が楽しすぎて高ぶる感情が抑えられずに暴走行為をしてしまう時があります。

すぺり台の順番待ちが待てない、皆で踊るのが楽しくて輪から脱走し走り回ってしまう、など。

対策

その時の対策としては、気持ちをクールダウンさせることが必要になってきます。

例えば、いきなり集団の中に入れてしまうとトップギアに入ってしまうような子には、集団から少し離れた箇所から、状況を観察させましょう。

「すべり台楽しそうだね、でも皆、列に並んで順番待ちしてるね。すべり台やりたい?順番待ち出来るかな?」と、状況説明をしつつ、すべりたい!気持ちもコントロールしてあげます。

いつもと違う雰囲気に戸惑いや不安がある

自閉症、ADHDの一部に、集団行動が不安になる子がいます。特に自閉症の子は、いつもと違うことがあるとパニックになる可能性があります。

対策

いつもと違う集団行動をする時は、あらかじめ伝えてあげて心の準備が出来るようにして上げて下さい。

「今日は体育の時間ですべり台をやるよ。皆で順番で滑るんだよ。」と、子供の頭の中にイメージさせます。それでも不安がる子の場合は、列の一番最後に並べさせたり(いつでも抜けられる状況作り)、大人と一緒に並んだりしてあげましょう。

劣等感、周りと比べ上手く出来ないという不安

不安がちな子供の中には「自分は運動音痴だから上手に踊れない。」「自分なんかより、他の子がすべり台を楽しむべき」と、劣等感を抱いている場合があります。

ダンスなど特別なことだけでなく、日常生活のささいなことで劣等感を抱いている場合もあります。

対策

セルフエスティーム(自己評価、自己愛、自尊心)を高めことが肝心です。その為には褒めて伸ばすということが一番重要になってきます。逆に叱ってしまうと、自己嫌悪、劣等感をさらに強く抱く原因になってしまいます。

子供は純粋なので、ささいなことでも褒めてあげると喜びます。「上手に踊れたね。昨日より、凄く成長したね」と前向きな声をかけてあげましょう。(褒める時は、皆の前で褒めてあげると効果的です。)

まとめ

最後のセルフエスティームを高めるために褒めて伸ばすことは非常に重要です。

これは発達障害、自閉症の子育てに限らず、子育て全般に共通することです。子供はどんどん褒めて、前向きな性格になれるように接してあげて下さい。

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