映画「gifted/ギフテッド」を見れば本当のギフテッドが分かる!【ネタバレなし】

映画「gifted/ギフテッド」を見れば本当のギフテッドが分かる!【ネタバレなし】

こんにちは、当サイトの管理人もりたしんやです。

当サイトギフテッドコムはギフテッド(息子の話中心)に関する記事を主に扱っています。

普段、あまり映画を見る方ではないですが、ブログでギフテッドを扱っている以上、映画版「gifted/ギフテッド」についても触れた方が良い。と、思い久々に映画を見てみました。(すぐに号泣しました。)

というわけで今日は映画「gifted/ギフテッド」についての記事です。

ギフテッドの女の子(メアリー)の突出した数学の才能はあまりに非現実的ですが、その点を除けば、メアリーはギフテッドの特徴をよく表した女の子に描写されています。

この映画を見れば、ギフテッドの特徴や、普段、どのような考えを持っているか分かります。

この映画を通してギフテッドのことを少しでも知って欲しいので、今回の記事は映画をご覧になっていない人用に【ネタバレなし】で書いてます。

映画「gifted/ギフテッド」について

まずは簡単に映画の紹介から させて頂きます。

概要

映画「gifted/ギフテッド」とは2017年4月7日にアメリカで公開された、10万人に1人というギフテッドの女の子を巡る、家族愛、幸せをテーマにした映画です。批評家さん達から高い支持を得ています。

キャスト

フランクには、『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでハリウッドのアイコンの1人となった、クリス・エヴァンス。本作では一転、悩み立ち止まり失敗を繰り返しながらも、男手ひとつで懸命に姪を育てる人間味あふれる男を演じた。姉を救えなかった後悔や、母との葛藤、姪への責任など揺れ動く心情を細やかに表現している。メアリーには、最高にキュートな笑顔とファニーなしかめ面の演技で、全世界を魅了中のマッケナ・グレイス。現在11歳にして、とびぬけたファッションセンスでSNSでも大注目、彼女のInstagramは42万人以上のフォロワーに愛されている。

出展元:映画『ギフテッド』公式サイト

映画について詳しくないので、クリス・エヴァンスもマッケンナ・グレイスも知りませんでした。

ただ、マッケンナ・グレイスが天才子役であることは映画に疎い自分でもこの映画を見ればすぐに分かります。この映画の魅力はマッケンナ・グレイスの演技&キュートなところにあると言っても過言ではないでしょう。

彼女がいなかったらこの映画は作れなかったんじゃない?そう思わせるほどの素晴らしい演技です。彼女の笑顔が可愛すぎます。なんてたって上の前歯が1本もないんです。丁度、撮影時に歯の生え変わりの時期だったのでしょうがあの歯のない笑顔は反則級の可愛さです。

あらすじ

フロリダに暮らす、ちょっと変わった2人と1匹の家族。7歳の生意気ざかりのメアリーと、彼女の叔父でシングルのフランク、そして“歴史上一番すごい猫”のフレッドだ。互いがいるだけで、毎日が記念日のように楽しい時間は、メアリーが学校へ行くことになり揺らぎ始める。彼女には、生まれながらにして数学の天才的な才能があった。「普通に育てたい」というメアリーの母である亡き姉の遺志に従って、フランクはメアリーの英才教育を頑なに拒む。しかし、そこへ縁を切ったはずのフランクの母親が現れ、彼からメアリーを奪おうとする。歴史を変える才能の開花か、愛する者と生きる人生か─果たして、メアリーにとってどちらが幸せなのか? さらに悩めるフランクには、姉から託された“ある秘密”があった─。

出典元:映画『ギフテッド』公式サイト

上記は公式サイトの引用ですが、公式サイトで結構なネタバレしてますねw

ストーリーは本当にこのままです。

ギフテッドの子にとって、才能の開花か、家族と一緒にいることか、どちらが幸せなのか?と言う話しですが、現実的に数多くいるギフテッドについてはあまり関係ない話しかと、、。メアリーは10万に1人の天才ということで、超エリート教育か、家族の選択を迫られますが、普通のギフテッドの子達は家族の元、英才教育を受けるのが一般的です。

日本で現実的に考えると、ギフテッドと言うよりアスリートの英才教育を思い描いた方が分かりやすいかも知れません。サッカー界のレジェンド三浦和良さんは高1途中で単身ブラジルにサッカーの武者修行に行っています。家族と離れ、遠い異国でのサッカーを自らの意思で選んだ和良さん。

トップアスリートと言われる方達は多かれ少なかれ、自分の夢を追いかけるのかor家族との時間を取るのか、の選択が迫られる時があるのではないでしょうか?

映画『ギフテッド』を見ればギフテッドが分かる!

メアリーから見るギフテッドの特徴

メアリーは10万に1人の天才ということで、難しい数式をスラスラ解いていましたが、実際はあそこまでの天才は居ませんw(公文で小学生が微分積分クラスに上がっただけでニュースになるくらいです。)

あそこまでの天才は極めて珍しい例ですが、そこを除けばメアリーはギフテッドの特徴がよく描写されています。メアリーと実際のギフテッドの特徴を照らし合わし、一つ一つ紹介していきます。

①勉強が得意

メアリーは極端な例ですが、ギフテッドの子は優れた記憶力、高い探究心を持ち合わせ、同年代の子に比べ、飛びぬけた能力を持っています。

学校の授業が簡単すぎて退屈に思ってしまうことはギフテッドの子にとって良くあることです。例を上げると小学生5,6年生の子が1年生の授業を受けているようなものなので、ある意味仕方のないことかもしれません。

②同年代の子といるより大人と一緒にいることを好む

ギフテッドの子は高い知識を持っているので、同年代の子との会話より大人との会話を好みます。周りがギフテッドの話しについていけないからです。IQが20違うと会話がかみ合わないと言われています。

メアリーが隣の家のおばさんと仲が良い設定なのは、ギフテッドのこのような特徴から考えられたものだと思います。

③正義感が強い

メアリーは同級生をいじめっ子から守りますが、ギフテッドの子はルールを尊重し、正義感が強いのも特徴の一つです。

いじめはいけない、廊下は走ってはいけない、などのルールを厳格に守り、自分だけでなく他の人にもそれを求めます。

道徳には間違っていないのですが、現実的には正義感からトラブルを起こすこともしばしばあります。

④ギフテッドの自殺率について

メアリーのお母さんもギフテッド?(天才数学者)で自殺した設定になっていますが、ギフテッドの人は自殺率が高いのでは?という話しもあります。実際はギフテッドと自殺率についての関連性の証明はされていません。ただし、自殺の原因にもなり得る うつ状態になりやすいというデータはあります。

⑤やっぱり普通の子供

ギフテッドの子は高いIQを時々垣間見せますが、普段は普通の子供です。どんなに高い知識やIQを持ち合わせていても7歳の子は7歳なのです。

メアリーもフランクに甘えたり、怒ったり、物をねだってみたり、海岸でじゃれついている時は天才的なギフテッドの子を忘れさせるような無邪気な姿を見せてくれます。現実的なギフテッドの子も同じように、普段の日常生活では普通の子と大差がありません。

⑥ギフテッドは母親の遺伝が影響する

メアリーのお母さん、祖母ともに数学研究者だったという過去を持ちますが、ギフテッドは父親よりも母親の影響が大きいと言われています。遺伝に関してもそうですが、育て方に関しても母親の影響力が強いそうです。

メアリー一家を見ると、代が進むにつれ、その才能も大きくなっている設定になっていますね。(メアリーの母親も十分凄いですが。)

感想・まとめ

この映画のテーマ、才能の追求&家族愛って、そんなに迷うこと?、、、。と、思って見ていましたが、最終的な結果も自分と思っていたような考えだったので、そのテーマをそんなに引っ張る必要ないんじゃないか、と思ってしまいました。【あまり詳細に書くとネタバレになってしまうので、詳しく書きません。】

101分という短めな上映時間ですが、その分、内容が濃く感動するポイントも多いです。自分は3回泣いてしまいました。

メアリーは現実離れした数学の才能を持ち合わせていますが、そこを除けば、ギフテッドの特徴を色濃く持ち合わせた女の子に描かれています。映画『gifted/ギフテッド』に興味がある方はもちろん、一般的なギフテッドについて興味のある方も是非、ご覧になって頂きたい作品です。ギフテッドに興味のない方でもメアリーの可愛さを見るだけで十分価値のある作品だと思いますw

公式サイトにはトレーラーもあるので、そちらでメアリーの可愛さを確認し、興味が湧きましたら是非、ご覧下さい。

ギフテッドについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい ←

ギフテッドの息子の日常 かん太の暴力はこちら ←

 
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