ギフテッドの才能が博物館で開花する

ギフテッドの才能が博物館で開花する

こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。

ギフテッドの才能は先天的にも後天的な意味でも母親に多大なる影響を受けます

ギフテッドは先天的な才能なのですが、その才能の芽を活かすか殺すかは後天的な教育にかかってきます。ギフテッドとして産まれてきても、何の教育も受けずに育ってしまえば、その子の才能すら気づけずに生涯を終えてしまうことでしょう。

ギフテッドの子の才能を伸ばすのには体験学習が欠かせません。ギフテッドの子供たちは好奇心旺盛で新しい世界が大好きで、その独特の感性で体験したことを多く吸収します。

もちろんギフテッドでない子に関しても体験学習は有効です。幼少期には座学の英才教育より体験学習の英才教育をした方が子供の成長に役立つ、と言っても過言ではありません。

我が家でも息子がギフテッドであることに気付く前から体験学習に力を入れ、近所でイベントがある度に毎回欠かさずに参加していました。自治体や塾が実施するサイエンス教室、人が大勢集まるお祭り、図書館や博物館を見に行ったりしていました。

その中でも、今回は博物館に焦点を絞って記事にしたいと思います。

結論から書いてしまうと、うちの息子は博物館の展示品自体にはさほど興味は示しませんでした。ただ博物館で未知の世界に触れ感性が刺激されるのか、〝元素〟〝世界の言語〟に目覚めるという出来事がありました。

博物館の魅力

早期学習になぜ博物館が良いのか、博物館の魅力などを纏めてみます。

未知の世界

博物館の最大の魅力は未知の世界に触れられるということでしょう。

普段の日常生活の中では触れることのない世界に触れ、感動することにより、想像力が膨らみ、好奇心が強くなります。

子供達にとっては、大人以上に刺激的な興奮を味会えます。

深い世界

当たり前ですが博物館はディープな世界です。

例えば、恐竜博物館なら恐竜のことを細かいことまで知れますし、実物大の模型も見れます。

子供が好きなジャンルの博物館に連れていけば、楽しんでくれることは間違いなし。そのジャンルにますます造詣が深まり、知識的欲求も満たされます。

視覚的で分かり易い

博物館の展示品は視覚的情報なので子供にも非常に分かり易いです。

皆既日食の説明なども教科書で学習するより、博物館で実際に模型を見て学習した方が分かり易いです。恐竜の大きさも、全長〇メートルと書いてあるのを見るよりも実物大の模型を見ることにより、より恐竜の大きさが分かります。

昔から百聞は一見に如かず、と言いますし視覚的学習が優位なのは間違いありません。

天候に左右されない

我が家では家族旅行に行く時に、晴れの時は〇〇〇〇、雨なら〇〇博物館、と計画を毎回2通り建てています。

博物館は天候に左右されず、いつでも行けるのも魅力の一つです。

博物館は室内なので真夏の炎天下でも涼しいですし、寒さが厳しい日でも暖かいですしね、1年中、行けるのも魅力の一つです。

入場料が安い

博物館の運営は自治体や大手企業が子供達の才能の芽を伸ばす為に善意でやっているとことが多く入場料が比較的に安いのも魅力です。

個人でやっている〇〇人形館などは入場料も高いうえに建物も狭く、入った後にコスパ悪いと後悔することも多いのですが、博物館に関してはそういったことはありません。

自治体が運営している博物館に関しては、教育的立場から子供の入場料は無料となっているとこもありますし、コスパ最高です。むしろ税金を払っている以上、行かなきゃ損ですw(←何か違う)

ギフテッドの才能が開花した2つの博物館

冒頭にも述べましたが、息子は博物館の広さに感動することはあっても、展示品に凄く興味を示すということはありませんでした。連れて行くと、展示品は一通り見て、後は博物館を迷路替わりにして遊ぶのがいつものパターンです笑

それでも博物館という未知の世界に触れることで知識的刺激が高まるのか、〝元素〟〝世界の言語〟に興味を示すという出来事がありました。

今回はその時の博物館をエピソードを交え、ご紹介します。

神奈川県立 生命の星・地球博物館

神奈川県立生命の星地球博物館は私が大好きな博物館です。

中学生以下の入場料が無料です。(大人は520円)

私が気に入っているのは、圧倒的な博物館の広さです。私は人混みが嫌いなのですが、この博物館は建物自体が広い為、人の密集がありません。(そういった意味ではコロナ禍の今でもおススメです。)

展示内容は、地球の成り立ち、生き物の進化、地層、神奈川の歴史などなど盛りだくさんです。建物が広い分、展示数も多いのが特徴です。常時、展示している物の他に、手前のブースでは期間限定で様々な催しものをやっているのでそちらも参加しています。(そちらは別途、費用が掛かることもあります)

詳しい説明などは公式のホームページをご覧下さい。

神奈川県立生命の星地球博物館公式ホームページ ←

博物館に行ったきっかけ

息子が幼少期に何かのテレビで〝人間は猿から進化した〟のを知り、興味を示しました。

息子「人間って猿から進化したの?」

パパ「うん。」

息子「猿も何かの動物から進化したの?」

パパ「うん。哺乳類の先祖はネズミみたいなやつ」

息子「じゃぁ、地球上で初めて生まれた生物って何?」

パパ「海の小さな生物」

息子「なんで海から生物出来たの?」

パパ「マグマとか、雷とか、水とか、塩とか、複合的に組み合わさって奇跡的に」

息子「なら僕も生物作る」

こんなやりとりがあり、その日の夜、息子はお風呂場に食塩の袋を持参してきました。

親子2人でお風呂に食塩を大量に入れ、マグマの代わりに追い炊きをガンガンし、掻きまわし棒でお湯をグルグル回し、雷の代わりに浴槽の電気を点けたり消したりし、小一時間生物誕生に勤しんだのですが、新たな生物は誕生せず(←当たり前ですがw)

鉄は熱い内に打てと、その週末に息子を連れ、生命の星・地球博物館に連れていきました。

建物の広さに感動

私は入場料の安さと建物の広さに感動したのですが、息子も建物の広さに興奮。

展示物にはさほど興味を示す、博物館を走り回って遊んでいました。(博物館は走ってはいけません)

息子が知りたがっていた生物の進化の展示だとか、子供の好きそうな恐竜の模型だとか、色々あったのですが、息子は一通り眺めるだけで何はともあれ博物館を走り回っていました(←2回目)

お土産コーナーの〝元素〟の本に嵌る

博物館を半日走り回って満足したので、帰る際にグッズなどが置いてあるお土産コーナーに立ち寄りました。

そこに元素記号を擬人化した図鑑が置いてあり、息子はその本に興味深々。

息子「元素記号表って何?」

パパ「世の中は原子っていう小さい物質で出来ていてそれを記号化して表にしたもの」

息子「全ての世の中って原子で出来ているの?」

パパ「うん。」

息子「人間も?建物も?空気も?」

パパ「うん。」

息子「えーーーー。」

博物館の展示物には無反応の息子でしたが、世の中が原子で出来ているという事実に驚愕していました。

今まで見たこともないくらいに驚いて目がキラキラしていました。

鉄は熱い内に打てと、元素記号の図鑑を買ってあげ、その後も元素に関するカードゲームを買ったりしました。

ケミストリークエスト 新装版を作ったのは米山唯斗さんです。このカードゲームの発明者で小学校6年生で会社を設立し、社長になるという逸材です。当ブログでも扱っている全国統一小学生テストで全国1位になったり、若くして会社を立ち上げるなどの人並外れた行動力もあるので、彼もギフテッドではないかと思っています。

その後

息子は今でも年に1回くらいケミストリークエストのカードゲームを 引っ張り出して来て、親子で遊んでいたりしています。

ちょっと前も、元素記号に関するエピソードがありました。

息子はマイペースなので、学校に行く前にママに「早く準備して、遅刻する!」と怒鳴られながらドタバタして朝の準備をしているのですが、息子も「わー、もうこんな時間。遅刻するー」と慌てて準備をしていました。そのさ中、そろりと本棚にやってきて元素の本を読み始めました。私は近くでコーヒーを飲みながら息子を見ていたのですが、今までドタバタした雰囲気だったのが一変し、まるでその時だけ時間が止まったような感覚になるくらい息子は落ち着いて元素の本を眺めていました。時間にして2分くらいです。満足して本を占めるとまたそこから「わー、遅刻しちゃうー」と時が戻ったようにドタバタ初めて慌てて学校に行っていました。

多分、トイレかなんかで、元素のことが頭をよぎって確認したいことがあったんだと思いますが、ドタバタと食い入るように本を読むギャップが印象的でした。

三菱みなとみらい技術館

三菱みなとみらい技術館は三菱重工株式会社が〝青少年たちが科学技術に触れ夢を膨らませ科学技術の芽を育つ〟ようにと運営しています。

入場料は未就学児は無料、小学生200円、中学生300円です。(大人は500円)

さすが天下の三菱、みなとみらいの一等地なのにリーズナブルな値段です。

ここの目玉はなんと言っても、飛行機の操作(シミュレーション)が出来るということでしょう。小学生の男の子は間違いなくヒットします。ゲームセンターなんかだと一回300円や500円する規模の大きさのフライトシミュレーションなのですが、入園料さえ払ってしまえば何回でも操縦出来ちゃいます。

我が家が開場少し前に到着するように行くのですが、毎回、同じ子が先頭に並んでいたのも覚えています。

現在、三菱重工は国内初のジェット旅客機「三菱スペースジェット」を開発中です。

建物内は宇宙ゾーン、空ゾーン、海ゾーンなどと別れており、各ゾーンでその世界にちなんだ参加型ゲームで遊べます。

子供にとっては博物館というより、テーマパークに近い感覚で過ごせる空間になっています。

詳細は公式ホームページでご覧下さい。

三菱みなとみらい技術館公式ホームページ ←

休憩室の〝世界の文字の図鑑〟に嵌る

小学生の男子なら絶対に嵌るであろう、フライトシミュレーションを始め、一通り体験しましたが、ここでもリアクションは薄め。

部屋に子供の喜ぶ仕掛けがあり、大人用に座るソファーがあるようなスペースがあり、そこで休憩していたところ、息子が〝世界の文字の図鑑〟を見つけ、黙々と読み始めました。

息子「日本語や英語以外にも、世界中に言語ってあるの?」

パパ「うん。」

息子「一つの言葉が世界中に広がっていって変化したの?」

パパ「違うよ。世界各国に文明が出来て、文明ごとに文字とか言葉とか出来たんだよ」

息子「最初の言葉は?誰が作ったの?僕は世界中の言語を知りたい。」

科学技術館の展示物にはさほど興味を示しませんでしたが、何故か世界の言語に好奇心スイッチが入った息子。

鉄は熱い内に打て、という事で次の日から息子を図書館に連れて行き、世界の言語の図鑑などを見にいっていました。

休みの日には、わざわざ東京の図書館まで出向き、大人でも読まないような言語の文字を飽きることなく黙々と読んでいました。

その後

息子の言語に対する熱中は一月くらい続きましたが、ある時、突然「パパ、もう世界中の言語は見ないで良い。」と言われ、それからはパタッと言語に対する熱は冷めています。

知識的欲求が満たされたのでしょうか?

博物館まとめ

うちの子のエピソードの場合、「〝元素〟〝各国の言語〟に興味を持ったのは博物館関係と直接関係ないやん」と突っ込まれそうなのですが、息子があることに物凄く興味を惹いたのは、この2回だけなんですよね。

その2回とも、場所は博物館だったので、私は博物館の環境(未知の世界に触れる)が彼の脳内刺激を促し、結果的に〝元素〟〝世界の言語〟に興味を持ったものだと思っています。

例えば、元素記号の図鑑と出会いが博物館でなかったら当時のような食いつきはなかったものと考えています。

これからも息子の想像力、知的好奇心の為、定期的に博物館に連れていこうと思っています。

体験学習の記事はこちら ←

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