公文のススメ 4つのメリットと効果的な運用方法

公文のススメ 4つのメリットと効果的な運用方法

実に東大生の3人に1人は公文式に通っていたそうです。

現在も、幼稚園~小学校3年の1月までは公文に通い、3年の2月から大手の中学受験対策の塾に通う。のが、中学受験の王道ルートになっています。

なぜ、公文はそれ程の実績と人気があるのでしょうか?

うちの息子を幼稚園から現在(小3)まで公文に通わせて気付いた 公文の特徴やメリットを記事にしたいと思います。

 

公文式の特徴

授業がない

塾と違って授業がないのが大きな特徴です。先生は複数人いますが、基本的に先生は答案に〇をつけるのみです。(英語に関しては子供がスピーキングするのを聞いてアドバイスしてくれます。)

授業がないのに、どうやって学習するのか?と思うのかもしれませんが、公文式のプリントを子供が自力で解きます。プリントは少しづつレベルが上がっていくように作られていて、プリントを解いてくだけで、段階的に学力が身に付くようになっています。

教室に入ると、子供達が必死にペンを走らす音だけが聞こえ、程よい緊張感に包まれています。

先取り学習

授業がない見返りとして、学力の高い子は学年を超えた範囲の勉強が出来ます。この点は他の塾にない大きな特徴です。

東大に入るような子は小学校時代から自分の学年より高いクラスをやっていた子が多数でしょう。現在も小学生低学年で高校レベルをやっている子もいます。

公文式のメリット

学習の習慣が身に付く

公文の最大のメリットは学習の習慣が身につくことです。

週二回、公文に通うのですが、残りの5日分の宿題のプリントが渡されます。家庭学習でそのプリントを毎日、やることで自然と学習習慣が身につきます

幼稚園、低学年から学習習慣が身についていれば、他の子と比べ、どんどん学力の差がつきます。

また、学習習慣が身についてないと、いざ小学校3年生の2月から大手の中学受験に入塾した際も対応するのが厳しくなります。

先取り学習で学年以上の勉強が出来る

特徴の項目でも述べましたが、先取り学習を出来るのが公文の大きな特徴でもあり、メリットでもあります。

自頭の良い子にとって、時に学校の授業は退屈になります。そういった子には、先取り学習が出来る公文式はうってつけです。

やればやる程、次のレベルに上がっていくことが、勉強が好きな子、好奇心が強い子には楽しみになるでしょう。

ただし、学校の授業のレベルが その子にとって、さらにレベルの低いものとなり、つまらなくなる恐れもあります。

表彰状、クリスタルが貰えるので励みになる

公文式では、クラスが上がることに表彰状が貰え、また全国の公文に習う子の中で自分が何番目に位置するか知ることが出来ます。

表彰状を貰うこと、順位が上がることで勉強に対する動機付けになります。

また、3学年先のレベルになると公文からクリスタルのトロフィーを貰えます。大きな会場に集まり、3学年先を習っている子が一同にあつまる式典があるので、それを目標に頑張っている子もたくさん居ます。

自分で学ぶ力が身に付く

公文式では授業がないので、自力でプリントを解いていきます。宿題に関しても特に親が勉強を見てあげる必要がないように出来ているので、自分で考え、自分で答えを導き出す勉強スタイルが身につきます。(ただし、答えが間違っていると教室で満点になるまで直されるので、答え合わせだけは親がしてあげた方がよいです。)

公文式だけで中学受験を合格出来るのか?

算数の場合

公文式の算数だけで中学受験が問題ないかと言えば答えはNOになります。

公文式の算数の特徴としては、計算問題しか ありません。現在の中学受験の主流が、図形問題や文章問題メインなので、計算式しかやらない公文式で中学受験を受けるのは無理があります。

中学受験を考えていないご家庭なら公文式だけの算数で問題ないと思いますが、中学受験を考えているようならば公文式とは別に家庭学習、または他の塾で図形問題を勉強させていた方が良いです。

前回の記事で、このことについて詳しく書いていますので、興味のある方は読んで見て下さい。

公文式算数のデメリット ←

図形問題をやらすなら公文で出している3年生の数・りょう・図形 (くもんの小学ドリル 算数 数・量・図形 3)や、天才脳ドリル/空間把握 初級がオススメです。

国語の場合

国語に関しては、漢字、語彙、文章問題と揃っているので、余程、難関校を狙うのでないならば、公文の国語だけでも合格する可能性はあります。

現に、うちの息子は、公文の国語と家庭学習で【トップクラス問題集 こくご 小学1年】をやらしているのですが、その二つの勉強のみで、全国統一テストで満点か、1、2問を間違える学力が身についています。(最近の臨海セミナーのテストでは偏差値78でした。)

どの教科から通わすべきか?

この記事を読んで下さっている方は子供を公文に通わせようか?と悩んでいる人もいると思います。

うちの子もそうでしたが、公文に入塾する際に、一度に2教科や3教科を始めるのは子供にとって負担になります。まずは、子供が慣れるまでは1教科から始めるのが基本です。慣れてきたら、2教科、3教科と増やしていって下さい。

では、どの教科から通わせたら良いか、と思う方もいるかもしれませんが、自分は国語から始めることをススメます。

その理由としては、算数も英語も、問題自体は国語で書かれているからです。問題の文章に知らない漢字や、言葉が出てきた場合、それだけで不利になってしまいます。

また中学受験の傾向として、点数の差が付くのは算数と言われていますが、どのような子が塾で伸びるかと言うと、国語が得意な子が算数も他の教科も伸びる確率が高いからです。

我が家も公文に入塾させる際、息子が算数が好きなので、算数から始めようとしたのですが、公文の先生に上記のようなことを説明され、国語から入ることをすすめられました。結果的には、その選択で間違いなかったと思っています。

公文の費用

公文の費用は全国で決められていれ、1教科あたり6480円になります。(中学生は7560円、高校生は8640円)

また授業がないので、公文式の費用は、プリント代。教室代(家庭学習ではない緊張感が味わえる)。に払っているといえます。

6480円で子供に学習習慣が身に付くと思えば、安い気もしますが、どうでしょうか?

追記 18年5月15日 

公文の値上がりが発表されました。詳しくは公文値上げの記事はこちら ←

まとめ

公文のメリット

1、学習習慣が身に付く

2、先取り学習が出来る

3、表彰状などで勉強意欲が湧く

4、自分で学ぶ力が身に付く

公文の運用

1、まずは国語から通うのがオススメ

2、算数は計算問題しかないので、図形問題、文章問題は家庭学習で補う

3、費用は1教科 6480円(幼児、小学生の場合)

公文式は中学受験の王道ですから、今回の記事の内容をご存知な方もいるかもしれません。

実際に通ってない方は、どんなものか?と不安に思っている方もいるかもしれません。今回の記事が参考になれば幸いです。

また公文の教室では、無料体験を設けている所がほとんどですので、興味があるけど、迷っているようならば是非、一度 無料体験を申し込んでみて下さい。

公文式算数のデメリットはこちら ←

偏差値78を取る勉強法 ママ塾、パパ塾の記事はこちら ← 

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