こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。
当ブログはギフテッドをメインテーマに扱っているのですが、ギフテッドのことを調べれば調べるほど、「ギフテッドってなんだろう?」と深みにはまっていきます。
漠然としたラインはありますが、この線を越えたらギフテッド、線の手前は非ギフテッドなど明確な設定はありません。
昔はIQ130を超えたらギフテッドと判定されていた時代もあるのですが、近年ではIQだけでは計れない要素もあるので、IQ130以上=ギフテッドと簡単には線引き出来ません。
ギフテッドの定義が明確でないだけなら良いのですが、ギフテッドを調べているとタレンテッドや2Eなど耳慣れない言葉も多く出てきて、ますます混乱する原因になっています。
今回はギフテッドの細かい分類について、大雑把に纏めてみました。
ギフテッドとタレンテッド
芸術関係に秀でたギフテッドのことをタレンテッドと分類することがあります。
ギフテッドとタレンテッドの違い
- ギフテッド=生まれつき同年代より学術的に秀でた者
- タレンテッド=生まれつき同年代より芸術的に秀でた者
学術的才能か芸術的才能かで区別できます。
ギフテッドとタレンテッドの複雑な関係
冒頭の芸術関係に秀でたギフテッドのことをタレンテッドと分類することがありますの説明文からすると、タレンテッドはギフテッドの中の分類の一つだと思われた方もいると思います。
しかし、一方で、ギフテッドとタレンテッドは学術的才能か芸術的才能かで区別できますの部分に注目するとギフテッドとタレンテッドは別のものと思われた方もいると思います。
タレンテッドはギフテッドの中の一つの分類なのでしょうか?それとも、ギフテッドとタレンテッドは並列に扱うものなのでしょうか?
その答えはギフテッドという言葉の解釈にあります。
広義な意味で使うギフテッドの中には学術的なギフテッド、芸術的なタレンテッドも併せてギフテッドと呼称されます。一方、狭義な意味で使うギフテッドは学術的なギフテッドだけを指し、芸術的なタレンテッドとは別に扱われます。
ギフテッドという言葉は広義、狭義があるので注意が必要です。(本当にややこしい。)
ハイリーギフテッド
ギフテッドの中でも、さらにIQ、才能が突出した者をハイリーギフテッドと呼ぶことがあります。
IQが20違うと会話にならないと言われており、ハイリーギフテッドは一般のギフテッドよりも、さらに周りと馴染めずに浮いてしまう可能性があります。
2E
2Eとは、ギフテッドとなんらかの障害を併せ持った子供(大人)のことです。
ウィスク4の記事でも触れましたがIQは高ければ高い程、良いというわけでなく、各項目のIQのバランスが大事になってきます。得意な事と不得意な事の凸凹の差が激しいと生きていく上での障害になりえます。
2Eの子は得意な事と不得意な事の差が激しいのが特徴です。その為、2Eの子供に対しては才能への教育、障害への教育の両方の対処が必要になってきます。
アンダーアチーバー、ハイアチーバー
ハイアチーバーやアンダーアチーバーはギフテッドと全く異なる概念ですが、ギフテッドのことを調べていると良く出てくる単語なので簡単に説明しておきます。
アチーブメントテスト
アチーブメントテストとは学力テストのことです。
私は神奈川出身なのですが、神奈川では昔、中学2年生の時にアチーブメントテスト(アテストと呼ばれていました。)を受けることになっていました。
高校試験の合格は、内申点&アチーブメントテスト&入学試験の3つで決められ、入学試験が仮に0点だとしても、内申点とアチーブメントテストの点で基準を超えていれば合格が出来る制度でした。
ハイアチーバー
上記のアチーブメントテストの成績上位の者を指します。
オーバーアチーバー
IQに比べ、アチーブメントテストの点が高い者を指します。
アンダーアチーバー
IQに比べ、アチーブメントテストの点が低い者を指します。
〇〇アチーバーのまとめ
〇〇アチーバーとはアチーブメントテストの分類なので、直接的にギフテッドとは関係ありません。
ただし、ギフテッドの中にはIQが高いのにギフテッド特有の性格や、上記で説明した2Eの障害部分でアチーブメントテストの点が低くなる傾向の人もいます。
ギフテッドの中にはアンダーアチーバーになりやすい人がいます。
まとめ
- ギフテッドは広義、狭義の意味がある
- タレンテッドは芸術的に秀でたギフテッド
- ハイリーギフテッドはギフテッドの中でもさらに秀でた才能を持った者
- 2Eとはギフテッドと障害を併せ持った者
- 〇〇アチーバーはギフテッドとは直接関係ない
今回はギフテッドの分類を大雑把に纏めました。
2E,タレンテッドなどは機会があれば、もっと詳しい記事を作成したいと思います。
ご覧頂きありがとうございます。
最近になって気がつきましたが私はギフテッドでハイパーサイメシアらしいです。
今まで気がつかなかったのは、周りから嫌われたくないから普通ではない自分を受け入れられず、他の人も同じなんだと思い込むようにしてたからかもしれません。
自分が普通ではないと気がついた時から自分の特性を解析しどうしたら周りに溶け込めるかを試行錯誤してきましたが、特性を封印する事は出来ないようです。
私は、物事を直感と閃きで理解してしまうようで、周りの人達とのコミュニケーションが困難な事が多く、頑張っても普通にはなれないのだと感じました。
発達障害者センターの相談員に自分の仮説を話したら発達障害者ではなさそうと言われたので2Eではなさそうですが、アダルトチルドレンではあるようです。
家族とIQが離れていたせいか疎まれてネグレストのような状態で過ごしてきたらかかもしれません。
ハイパーサイメシアにより辛い事はいつまでも脳内で再現されOEによる苦悩も多いです。
ですが、幸いなことに仕事に特性を活かす事が出来ているようです。
私以外のギフテッドがどのようにして生きにくさを乗り越えているのかを知りたくてネットで色々と調べていてたまたまこのブログに出会いました。
ギフテッドであることを受け入れて愛してくれる親がいる事はお子様にとってプラスになると思います。
家族の理解があるのはとても羨ましいです。
日本でもギフテッドが浸透して過ごしやすい環境になると良いですね。
匿名でコメントさせて頂きます。
コメントありがとうございます。
>私以外のギフテッドがどのようにして生きにくさを乗り越えているのかを知りたくてネットで色々と調べていてたまたまこのブログに出会いました
ブログを続ける励みになります。拙いブログですが何かしらの情報を与えられるツールになれれば幸いです。
恥ずかしながら、ハイパーサイメシアは初耳でした。調べてみましたが、ギフテッドよりも稀有なんですね。
ギフテッド以上に色々な体験を過ごしてきたことと思います。
自分の特性を理解し、自分にあった仕事を選ぶのは大事なことですし、素晴らしいことだと思います。
>ギフテッドであることを受け入れて愛してくれる親がいる事はお子様にとってプラスになると思います。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
これからも何かあれば、都度ブログを更新していこうと思っていますので、今回のこともきっと何かのご縁だと思うので気が向いた時でよいのでまたお越し下さい^^