息子は算数以外のテストは得点が安定しているのですが、算数だけは毎回、得点にバラツキがあります。その理由はケアレスミスです。
ケアレスミスが多ければ多いほど得点は下がりますし、ケアレスミスが0ならば得点も上がります。ケアレスミスの数で算数の得点が左右されていると言っても過言ではありません。
皆さんや、皆さんのお子様はいかがでしょうか?
テストを受けているのはコンピューターでなく生身の人間です。人間、誰しもケアレスミスの一つや、二つあるのは仕方がない。と思っていませんか?
実は、そう思っている内はケアレスミスは無くなりません。
ケアレスミスは無くせます。
今回は注意力散漫でケアレスミスが多かった息子が実際に行い、ケアレスミスが0になったケアレスミス対策についての記事です。
考え方から改める
ケアレスミスをしてしまう子はケアレスミスを軽く見ている傾向があります。
「考え方はあっていて、ケアレスミスしただけだから、次のテストで頑張れば良い。」「繰り上がりを忘れてた。惜しかった。」
上記のように考えているうちは、ケアレスミスはなくなりません。次のテストは永遠に次のテストとなり、結果が反映するのは今回のテストのみです。
テストに惜しかったはありません。繰り上がりを忘れて間違えるのも、解き方が分からないで間違えるのも、得点は同じです。
テストはその時の結果が全てなのです。
もちろんテストで間違えた所を復習して次のテストに活かすのは非常に大事な事です。解き方が分からなかった箇所は復習して、次に同じ問題が出たら答えられるように勉強することでしょう。では、ケアレスミスに対してはどうでしょうか?
ここはケアレスミスだから、復習しないでOK。と、なっていませんか?
そう言って、ケアレスミスの復習・対策をしないでいると、いつまでもケアレスミスを繰り返してしまいます。
ケアレスミスだから復習しないでOKでなく、ケアレスミスだからこそ早めの復習・対策が必要なのです。
ケアレスミスの重要性
無料の全国テストなどを受けると、問題の正解率なども見られます。
息子は正解率5%の問題を正解して、正解率95%の問題はケアレスミスで落とすことが数多く見られました。
非常にもったいない得点の取り方です。配点が同じ場合、点数に差は付きませんが、どちらが効率的良い点の取り方か説明しました。
せっかく正解率5%の問題が分かったのだから、ケアレスミスさえしなければ、そこで差が付けられるはずです。しかし、ケアレスミスがあるせいで差は付きません。
正解率の高い問題は全問正解して、初めて差がつくのです。言い方を変えると、簡単な問題は当たり前のように全問正解が求められ、難問が解けるか解けないかで得点に差がつくのです。
ケアレスミス対策の第一歩
上記の章から、まずはケアレスミスは絶対にしてはいけないもの。なくさないといけないもの。と認識する、させるのがケアレスミス対策の第一歩になります。
次章からは具体的な対策を説明します。
ケアレスミスの原因を知る
ケアレスミスと一口に言っても、その原因は様々です。
まずはケアレスミスの原因を知ることが大事です。ケアレスミスの原因が一つならば、それだけを直せば良いのですが、ケアレスミスをする場合のほとんどが複合的に犯してしまうことがほとんどです。
字が汚いので読み間違える
1や7、2と3、7と9など数字は似ているものが多いです。字が汚いと、自分の書いた字を読み間違え、次の式に用いたりする時、答えに転載する時など、間違えてしまいます。
数字を書く時は、読みやすい字で書くのが鉄則です。
繰り上がり、繰り下がりを忘れる
筆算で繰り上がり、繰り下がりを忘れます。
繰り上がった数字を書くのを忘れることもありますし、数字は書いたのに計算する際に繰り上がった数字を入れないで計算してしまう場合があります。
桁を間違える
筆算する際に、桁が左右にずれ、十の位と一の位がごっちゃになって計算するケアレスミスです。
特に小数点の計算の場合は注意が必要です。
文字が近すぎる
筆算する場合に文字が上下、左右の間隔が近すぎると、隣同士の文字が重なって読み間違える確率が上がります。筆算の式には繰り上がりの数字なども足されるので、そのスペース分も確保しないといけません。
原因にあった対策をする
ケアレスミスの原因が分かれば、その原因にあった対策をします。
字が汚ければ、読みやすい字で。繰り上がりを忘れるのであれば、繰り上がりを必ず書くように、癖をつけさせます。
大概の場合、ケアレスミスする子は複合的の原因があると思いますが、その場合、全ての対策をしましょう。
具体的には、3桁の数字の計算などをケアレスミスをしないように意識して計算させます。間違えたら消せないボールペンを使って計算させるのも効果的です。
注意点
以上のケアレスミス対策を続けた結果、うちの子はケアレスミスをしなくなり、算数の得点も安定するようになりました。
親としたら、これで一安心と思っていたところ、半年したら、ケアレスミスが元に戻っていました。
ケアレスミスは一度直してしまえば、二度としなくなるという訳ではありません。
時間が過ぎると、ケアレスミスの重要性、対策などを徐々に忘れてしまうようです。そうならないとも、ケアレスミスの対策は定期的に行うようにしましょう。
冒頭の話に戻りますが、ケアレスミスは絶対にしない!という心積もりを常にすることが重要になります。
ご覧頂きありがとうございます。
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