ギフテッドと言えばどのような子をイメージをしますか?
IQが高いという特徴があるギフテッド、そこからイメージすると賢い子を想像する人もいると思います。精神年齢も高く、受け答えも大人びている子を想像しませんか?
確かにそういう一面を持っている子もいるでしょう、ただそれだけではありません。ギフテッドの子は年相応の精神年齢、あるいはそれ以下の精神年齢を持ち合わせている所もあります。
ギフテッドの子の中には年齢よりも大幅に突出している所もあるのですが、歳相応、場合によっては周りの子より劣っている部分もあるのです。
例えば普通の7歳の子からすると、学校のある一日は7歳から見る世界になります。一方、ギフテッドの子の一日は場面、場面によって、12歳から見る世界だったり、7歳から見る世界になったり、5歳から見る世界と年齢がコロコロ変わってしまうのです。
今回はギフテッドの子の年齢が変わる原因と問題点などを説明します。
ギフテッドの凹凸
ギフテッドの子は探求心が強く、記憶力に優れ、知識を豊富に持ちます。年齢とかけ離れた語彙力の量、理論付けて考える推理力など人並外れたものがあります。
一方、精神年齢に関しては同年代の子と似たような子が多く、知識>精神年齢の子、いわゆる頭でっかちのタイプになり得ます。
頭でっかちで困ること
物を多く知っていることは実は良いことばかりではありません。
例えば、駆けっこの際に、どうすれば早く走れるか教科書や動画で勉強し実行しようとしても、思うように身体が動かせなっかたりします。頭では分かっていますが身体が追い付いていきません。
感情のコントロールも同様です、頭では周りを叩いたらダメと分かっていても感情が上手くコントロールできずに暴力的になってしまう。
上手く走れなかったり、感情がコントロール出来ないと、それが良くないことだと頭で理解している分、本人は落ち込むことになります。
学校での一日
勉強が得意なギフテッドだと、学校の授業は退屈かもしれません。
分かりやすく例えると、中学生の子が小学校のクラスに交じって、1+1=、漢字の山、川などの授業を受けてるところを想像してみて下さい。退屈で退屈で仕方ないと思います。
中学生の子とギフテッドの子が違ってくるのは、休憩時間や、お遊戯の時間です。中学生の子の場合、休憩時間になっても周りの小学生と遊んでも退屈になると思います。一方、ギフテッドの子は他の子と同じような遊びで楽しめたりします。
根本部分は周りと変わらない
知識が豊富でも、根本的な精神年齢は周りの子と変わりません。
ある場面では大人顔負けの行動を取ったかと思えば、他の子と同様、飴を貰ったり、下らない景品が当たったりなどの、他愛もないことではしゃいだり、喜んだりするのです。
周りからするとそのギャップに驚かされることでしょう。
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