発達障害による二次障害って?

発達障害による二次障害って?

発達障害を一次障害と呼ぶことがあり、発達障害が関節的に引き起こす、負の要因を二次障害と呼びます。

発達障害の子は一見すると問題のないように見えるので、何か問題を起こすとクラスメイトや先生から性格の問題、しつけの問題と思われ、理解してもらえない時もあります。また児童本人も出来ることと出来ないことに差があるので、「何で僕はこんなことが出来ないんだろう」と思い込み、自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

その状態のまま過度のストレスや不安が溜まると、、、

今回は発達障害の子がなってしまうかもしれない二次障害について分かりやすく説明します。

二次障害って?

発達障害の子が抱えうる問題です。

発達障害自体を一次障害。発達障害が間接的に引き起こす負の問題を二次障害と言います。

クラスメイトとコミュニケーションが上手に取れずに孤独になったり、いじめられたりします。周りの子が普通に出来ることが その子に大変難しく「なぜ僕はこんなことが出来ないんだろう。」と自己嫌悪に陥ることもあります。

結果的に鬱状態に陥ったり、塞ぎ込んでしまったりしてしまいます。

健常者との違い。問題の解決。

いじめられたり自己嫌悪に陥ったりすることは健常者にもありえることですよね?

でも、そのことを二次障害と言うことはありません。発達障害=一次障害があっての二次障害です。

また問題の解決の仕方も健常者とは違ったアプローチが必要になってきます。健常者の問題は周りの先生や親での改善が必要になりますが、発達障害を抱えてる子達には先生や親のほか専門家を加えてのアプローチが必要になってきます。

また家庭で親が出来る対策としては、その子の味方であり続けることその子の自己肯定感を高めることが必要です。

学校で友達に仲間はずれにされたり、イジメられて帰ってきて、家でも親に怒られてばかりではその子の居場所がなくなってしまいます。

自己肯定感を高める為にも 得意分野でなにか上手に出来たら褒めてあげることも忘れないで下さい。

 

 

どうすれば二次障害を防げるのか?

息子の療育時代の友達も 2人が登校拒否になってしまいました。

2人に共通しているのは先生(学校)の無理解です。療育の先生というのは発達障害に理解が多く、また療育に通わせている周りの子の親も発達障害というものに知識があり、理解があります。しかし、一般の学校(あるいは社会全体と言ってもいいかもしれません。)は全ての先生が発達障害に理解がある、とは言えない環境です。

登校拒否になった1人は担任から「何回言ったら分かるの?そんな簡単な事も出来ないのか。」と、言われ続けたそうです。

健常者には簡単な事でも発達障害の子には難しいことが沢山あります。

○勉強が出来てもコミュニケーションが取れない。

○コミュニケーションが取れても 毎日忘れ物をしてしまう。

発達障害の子が抱える問題は様々です。

発達障害の二次障害を防ぐ為にはそういった事実を 親だけでなく学校関係者の人々にも理解してもらう必要が出てきます。

かと言って、担任の先生に相談すれば事が万事解決するわけではありません。クラスメイトにも、クラスメイトの親たちにも発達障害のことを理解してもらう必要があります。ただ実際に全ての周りの人たちに理解してもらうのは大変難しいことです。

そういった理由から、発達障害を抱えるお子さんたちには支援級、特別支援学校などを選択肢するのも一つの手段です。

お子様の将来を決める決断ですので、療育の先生や福祉の担当の方とよく相談して、その子にあった選択肢を選んであげましょう。

二次障害についてのまとめ

二次障害を防ぐ為にはどうすれば良いのか。

①子供の日常生活などをよく観察し、発達障害の疑いがあるかどうか見極め、疑いがあるようなら早めに福祉の担当に相談する。

②発達障害、もしくはグレイゾーンと診断されたら療育を受ける。(療育を受けるのは早い時期の方が効果が高いです。)

③療育の先生と相談して、親はその子の特性を把握する。その子自身にも自分の特性を理解させる。

④親は常に子供の味方であり続けること。自己肯定感を高めるためにも褒めるべきところは褒めること。

⑤小学校に入学する際は、療育の先生や福祉担当の方と相談してその子の特性にあった選択肢を選ぶこと。(勉強が出来る出来ないだけで選ぶのでなく、二次障害なども含めて選択すること。)

以上になります。

一番大切なことは 365日一緒にいる親はお子さんを最大限に愛することです。

 

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