ギフテッドの子と公文式の相性について

ギフテッドの子と公文式の相性について

こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。

ギフテッド教育が盛んなアメリカでは、飛び級制度があり、成績優秀の子は年齢に関係なくクラスが上がります。公文式も同じように生徒の学年に関係なく、勉強が出来れば出来るだけ次のクラスに上がって行きます。

そう考えると、ギフテッドの子と公文式は相性が良い組み合わせに見えます。果たして本当にそうでしょうか?

今回は、幼稚園から現在(小学3年生)まで公文に通っているギフテッドの息子を見ていて思う、ギフテッドと公文式の相性についての記事です。

飛び級スタイルについて

公文式では、決められたプリントをやり、学力テストに合格すれば、年齢に関係なく、どんどん次のクラスに上がる仕組みになっています。

1年生の時に、某会社のタブレット式の学習教材に入会していた時期もあったのですが、毎月、決められた課題の範囲だけでしか学習出来ないので、息子には易しいレベルの学習しか出来ずに短期間で退会したことがあります。

そう考えると、公文式の飛び級スタイルはギフテッドの子に向いていると言えそうですが、、、、。

結論から言うと、ギフテッドと公文の相性は悪いと思っています。特に算数は最悪です。

理由は公文式の学習内容とギフテッドの特徴にあります。

公文式の反復学習について

まず始めに断っておきますが、我が家では息子を幼稚園から現在まで公文に通わせていますし、公文式は有効だと思っていますし、信頼しています。

公文式では先生が授業を行うスタイルでなく、生徒がプリントを自分でやる学習方法です。そういうやり方で、本当に学年以上の問題を解けるの?と思われる方もいると思いますが、プリント自体が良く出来ており、簡単な所から、徐々にレベルが上がり、反復学習を繰り返し自然に難しい問題も解けるようになっています。

ギフテッドの特徴 単純作業が嫌い

ギフテッドの子は独創性に富む一方、ルーチンワーク、単純作業が嫌いです。

算数の問題で言えば、複雑な図面や文章問題、パズルのような問題を好む傾向があり、計算式のみの問題は好まみません。

公文式の算数は、ほぼ計算式の問題しかありません。ギフテッドとの相性は最悪と言っても良いでしょう。

ギフテッドの特徴 処理能力が低い

ギフテッドの子の特徴に処理能力が低いというものがあります。

処理能力が低いと言うのは、一般の子と比べてと言う意味ではありません。ギフテッドの子の能力の中で、言語や記憶といった能力と比べると、相対的に処理能力が一番低くなる傾向があるという意味です。(ギフテッドにも様々なタイプがあるので、処理能力が高い子もいると思います。)

一方、公文の算数のプリントはひたすら計算式で、何分以内に解かないと次のプリントに進めないという設定があるので、計算を解く早さを求められます。

そういった意味でも、公文の算数とギフテッドの相性は悪いです。

公文の算数とギフテッドの相性

上記の章の内容により、ギフテッドの子と公文の算数の相性は悪いと思っています。

ギフテッドの子の中には、単純な計算問題を数多くやらことに、苦痛を感じる子もいると思います。

うちの子は、時間が制限内に終わらなかった為、同じプリントを再度、やるように先生に言われた時は、大泣きして「同じ問題なんて絶対やりたくない。お願いだから次のプリントに進ませて下さい。」と、直談判したこともありました。

公文の国語とギフテッドの相性

国語も、基本は算数と同様に反復学習なので、ギフテッドとの相性はそれ程、良くはないと思っています。ただし、算数と比べると全然マシです。

国語に関しては、漢字があったり文章問題があったりして、それ程、反復学習という印象が薄いです。

特に文章問題は、様々なジャンルの内容です。物語系の時もありますし、物の仕組み、現象の原因などの説明文の時もあります。

ギフテッドの子は好奇心旺盛で新しいことを知るのが好きなので、関心を持つ題材の文章問題も沢山あります。

公文の国語の成果

うちの息子は全国テストなどの難易度の高いテストでも、国語は毎回、安定して高得点を取ってきます。

公文以外に、家庭学習でトップクラス問題集をやらせているのですが、答えを間違えることは少ないです。公文で基礎がしっかり出来ている証拠だと思っています。

まとめ

ギフテッドの子と公文式、特に算数は相性が悪いと思っています。

ギフテッドの子には、きらめき算数脳や天才脳ドリルなどパズル系の問題集の方が相性が合っています。

逆に、計算が不得意の子の方が、反復学習を繰り返す公文式の算数に相性は良いのではないでしょうか?(私の知り合いの子に、学習障害と診断され公文式に通わせた所、苦手だった算数が逆に得意になった子を知っています。)

天才脳ドリルの記事はこちら ←

 

 

 

 

 

 

発達障害、ギフテッドカテゴリの最新記事