日能研 全国テスト、学ぶチカラテスト、学びテストの特徴と対策

日能研 全国テスト、学ぶチカラテスト、学びテストの特徴と対策

小学生の全国テストと言えば圧倒的に四谷大塚の「全国統一小学生テスト」が有名ですが、首都圏の中学受験の大手塾である日能研も小学生を対象に無料の全国テストを実施しています。

日能研のテストは「全国テスト」、「学ぶチカラテスト」、「未来をつくる学びテスト」と複数のテストがあり、定期的に実施されています。

四谷大塚の「全国統一小学生テスト」は年に2回と数を絞り、テレビのコマーシャルを流すなどして大々的に宣伝する為、受験者数も多いです。一方、日能研のテストは大々的に宣伝しない&テストの数も多いことがあって受験者数は全国統一小学生テストと比べると少なめになっています。

受験者数の多い「全国統一小学生テスト」のみ受ければ、事足りると思うかもしれませんが、四谷大塚のテストと日能研のテストは全く違うモノです。色々なタイプの問題を受ける、触れてみるという点では受ける価値はあると思います。

今回は日能研の全国テストについて纏めてみました。

日能研のテストの特徴

日能研のテストは非常にクセが強いです。日能研のテストで高得点を狙うなら、日能研のテスト対策用の勉強が必要です。

文章で答える問題が多い

日能研のテストと言えば、文章で答える問題が多い。この一言につきます。

これは「全国テスト」、「学ぶチカラテスト」、「学びテスト」全てのテストに当てはまります。

現代の私立の中学受験の傾向として、文章で答えるテストが増えていますが、日能研のテストはその傾向を反映しています。

文章で答える問題というのは、どのような問題でしょうか?

始めに想像するのは、物語を読む⇒登場人物のその時の気持ちは?と言うのは定番ですよね。実際、そういう問題もありますが日能研のテストでは、もっと踏み込んだ内容の問題も出ます。

物語を読む⇒この物語の続きを考えて書きなさい。

上記のようなはっきりとした正解のない問題も出ます。(しかも、配点が高めに設定されています。)

3択の問題や漢字の書き取りが全問正解だとしても、最後の文章を書く問題で高得点を取らないと順位や偏差値は上がりません。

例えば物語の続きの場合、物語の内容に沿っていれば、正解で20点と単純なら分かりやすいのですが、日能研の独特の点数の付け方があり、10点、15点などと採点されます。

テストを受けると、Nポータルというネットで答えの例とともに、配点の仕組みも説明されています。もし日能研のテストで高得点を狙う場合は、配点の仕組みを理解し、次のテストの対策とする必要があります。

比較的、内容が簡単

日能研の全国テストは、日能研の入塾テストも兼ねており、塾に通っていない子を対象に作られているので比較的内容は簡単です。

比較的優秀の子は正解のある問題は全問正解で、点数の差は文章で答える問題で差がつくというイメージを私は持っています。

また、すでに日能研に入塾している子は全国テストを受けないこともあります。

独特の答案方法とNポータル

日能研のテストは答案用紙を当日持って帰れます。また、テストを受けた次の日にはNポータルという専用のサイトで点数が判明します。

スキャナー式

日能研ではテストが終わると、一旦、回収し、すぐにコピー機でスキャナーします。スキャナーが終わったテストはその場で返却されます。

その為、家庭で当日に答え合わせが出来ます。(ただし文章で答える問題は何点になるのか見当がつきません。)

Nポータル

日能研のテストでは外部生でもIDとパスワードを貰え、インターネットでNポータルという専用のサイトにアクセスすると、テストの点数や平均点などが見れます。

テストの得点は次の日の夕方には発表されます。

まとめ

日能研のテストの特色は文章で答える(しかも決められた答えのない)問題が出るのが特徴です。

その為、家庭で答え合わせをすると満点だったのに、実際は9割の得点も取れていない。という事が結構あります。

決められた正解のない問題というのは、例に出すと

  • 物語の続きを書く
  • ポスターのデザインを考える
  • グラフを見て気付いた事を書く

など、様々なバージョンがあります。

減点されない為には、答えと一緒に配られる配点のルールに目を通し、次のテストに活かすことが大事です。

ただ日能研でスカラシップ制度(特待生制度)を狙っているなどの明確な目的がない場合は、わざわざ日能研の全国テストのみの対策をする必要があるのか?はクエッションがついてきます。

日能研のテストは片肘を張らず、文章で答える問題にチャレンジしてみたい、経験してみたい、などの気持ちで受けてみてはいかがでしょうか?

 

 

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