学習障害LDとは?

学習障害LDとは?

発達障害には自閉症スペクトラム、ADHD,LDの3タイプがあります。

LD=学習障害とはなんでしょうか?文字のイメージだと勉強が出来なそうですが、、、、。

今回は学習障害について、特徴、学習障害である有名人なども含め、学習障害を分かりやすく説明していきます。

LD=学習障害とは?

学習障害=勉強に障害がある、勉強が出来ない。という事ではありません。学習障害の子は知能は低くありません。しかし、読む、書く、計算する、聞く、話すの何かしらが、障害により苦手なのが特徴です。

例えば、本は沢山 読むのに、文字が書けない。逆に、文字をすらすら書くことが出来るのに、読むことは出来ないなど、出来る分野と出来ない分野の差が激しいです。その為、周りからは発達障害と思われずに、勉強不足だ、努力不足だと思われることも しばしばあります。

普通の子にも得意なこと、不得意なことがありますが、学習障害の子は脳による障害がその不得意なことに関係しています。

聞くことが出来ない子は聴覚認知に問題がある場合が多いです。

テレビを見ている際、車の音、雨の音、鳥のさえずり など聞こえていてもセリフは自然と頭に入ってきますよね。それは無意識に必要な音と、不必要な音を選択しているのです。聴覚認知に障害があると、その必要な音と、不必要な音の選択が出来ません。

「おはようございます。今日の天気は雨です。」←障害のない人にはこう聞こえるセリフが

「おはブーンござコケコッコー。カーカー今日はザーザーです。」←外から入ってくる音とテレビの音の選別が出来ずに、このように聞こえたりします。

聴覚認知の障害なので、本を読んだり、文を読んだりは問題なく出来ます。

学習障害で一番多い読字障害(ディスレクシア)。あの有名人も、、、。

学習障害で一番多いのは、文字が読めない障害で 読字障害、ディスレクシアと言います。

世界的な有名映画監督のスティーブン・スピルバーグ、スパイ映画で華麗なスパイ役を演じるトム・クルーズもディスレクシアなのを公表しています。

ディスレクシアの原因は視覚不全によるもの、聴覚不全によるものに2パターンに分かれます。

○視覚不全・・本来、本を読む際、自然に一行目の一文字目を探し、一行目が読み終わったら二行目の先頭にピントがあうように眼球は動いています。普通の人は無造作に出来ることでも、学習障害があると文字がぼやけて見えたり、黒い塊に見えたり、どこの行を読んでいるのか分からないということが起こります。

○聴覚不全・・本来、本を読む際、視覚を通し文字を読みますが、その文字は頭の中では音として処理しています。聴覚不全があると、この脳内で文字を音に変換するという作業が上手く出来ない為、文が読めなかったり、読み間違いが多くなったりします。

ディスレクシアは、読字障害の他、失読症、難読症、織字障害、読み書き障害とも訳され、全て同じ意味になります。

 

発達障害の一つ、自閉スペクトラルとは? 

発達障害の一つ、ADHDとは?

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