18年5月31日(木) 横浜
ベイスターズ4-3楽天イーグルス
勝利投手 山崎 敗戦投手 松井
ホームラン 宮崎9号 筒香13号
同点で迎えた10回裏、ツーアウトから桑原がツーベースで出て、代打には本日一軍登録された山下。
球界を代表する抑え投手松井裕樹に簡単に2ストライクに追い込まれた3球目。
ツーストライクながらも山下は当てに行かずにバットを振りぬいた。
バットから放たれた打球は鮮やかな放物線を描き飛んで行った、
打った瞬間にスタジアムを埋め尽くしたファンはサヨナラを確信した。
横浜の先発投手はゴールデンルーキーの東。
対する楽天の先発投手はパリーグを代表する好投手、岸。
今期の岸は好調で、試合前までの防御率はパリーグの堂々一位!
苦戦が予想される中、東は堂々のピッチングで岸と互角に渡り歩く。4回にペゲーロに場外ホームランを打たれ先制されるも、その後は粘りのピッチングで反撃にチャンスを待つ。
好投する東を援護したい打撃陣、反撃の狼煙を上げたのは怪我の為スタメンを外れたロペスに代わり3番に入った宮崎だった。6回裏に宮崎の待望の2ランで横浜が逆転に成功。
しかし東は7回に1点、8回にも1点を取られ最逆点を許してしまう。
2-3と1点差で負けてる状態で迎える9回裏、ツーアウトランナーなし。
土壇場で打席に立ったのは日本の4番筒香。ベイスターズファンの誰もが、筒香のホームランを願っていた。そんなプレッシャーの中、筒香の打球は打った瞬間にそれと分かる特大のホームランだった。
10回、山崎が満塁のピンチを迎えるも無失点でイーグルス打線を抑える。
延長10回の裏、マウンドに立つのは日本球界を代表する抑え、松井裕樹。
柴田、高城と抑えられるも代打の桑原がツーベース。
ツーアウト2塁、一打サヨナラのチャンスでラミレス監督が送った代打は、今日一軍登録されたばかりの山下だった。
簡単に2ストライクに追い込まれた3球目。
追い込まれながらも振りぬいた山下の打球は綺麗な放物線を描いて、ライトの頭を越していった。
、、。
今期、FAで大和が加入し、二遊間のレギュラー争いは熾烈な競争になった。
山下もその煽りを受け、二軍生活が長く続く今期。それでも山下は腐らず二軍で活躍を続けていった。
ショートには大和が固定されつつあり、二塁手は倉本、柴田、田中の競争が続いており、山下の影は薄くなっていた。
サヨナラタイムリーを打った山下は試合後のヒーローインタビューで泣いていた。おそらく彼の中で上記のような環境の中、心の中にモヤモヤしたものがあったのだろう。
その迷いを打ち消すような素晴らしいフルスイング&サヨナラタイムリーだった。
今日の山下の活躍でますます二遊間の競争が激しいことになりそうです。本当にベイスターズの層は厚くなりましたね♪
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