こんにちは、ギフテッドコム管理人のもりたしんやです。
幼い頃、うちの子は珍しいモノを見つけると走って行ってしまうので、手を離すことが出来ませんでした。車の行き交う道路はもちろん、デパートやスーパーでも手を繋いでいました。
ただ家の中で四六時中、手を繋いでいるというわけにはいきません。包丁などのあるキッチンの入り口には子供が入れないように柵を置いていました。
息子がまだ喋れない時代、家の中から消えてしまうという事件がありました。その時は大騒動で大変な思いをしました。今振り返ってみるとギフテッドの特徴から起きた行動だったのかもしれません。
喋れない、ヨチヨチ歩きの時に、、
息子が家の中から消えるという事件を起こしたのが、何歳だったかは正確には覚えていないのですが、喋れない&よちよち歩きをしていた頃なので、3~4歳くらいのことだったでしょうか。
うちの子は喋る始めるのも、歩き始めるのも、オムツが取れるのも遅い方でした。
家の掃除の為、少しあけていたドアの隙間から脱走
いつもは子供が外に出れないように玄関の内鍵を閉めているのですが、掃除機をかける為に玄関のドアを少しあけていました。
ママが一通り、掃除機をかけ、一息ついた所で息子がいないことに気付きました。トイレや子供部屋にもいません。ひょっとしたら玄関から脱走したかのもと慌ててマンションの通路に飛び出て探しましたが、息子の姿は見つかりません。
エレベーターのボタンには手が届きませんし、よちよち歩きで1人で階段の登り降りも出来ないはずですが、息子がどこかへ消えてしまいました。
息子からすると、いつもは閉まっている扉から見える外の世界が新鮮に思えたのかもしれません。ギフテッドの息子の冒険のスタートです。
その日は運悪く工事でテラスへの扉が開放
家から脱走したとしても、マンションの通路には息子より高い壁があるのでマンションから落ちるということは普通は考えられません。、、が、その日は運悪く例外でした。
階の両サイドにはテラス付きの部屋になっており、たまたま息子が脱走した日はテラスのある部屋で工事が行われていました。しかも工事関係者が物を運ぶ為か、テラスに繋がる扉を開放していました。
ママは慌てて、テラスまで走っていき、息子の姿を探します。
そこに息子はいなかったのですが、テラスを見ると子供でも乗り越えられそうな箇所があり、マンションから転落できる構造になっていました。青ざめるママ。
管理人や工事関係者と息子を捜索
工事関係者が言うにはテラスに子供はやってこなかったそう。念のため、下を見ても息子の姿はありません。
ママは管理人さんにも事情を説明し、管理人、工事関係者、騒ぎを聞きつけたマンションの住人などと息子の捜索を始めました。
しかし、息子はどこにもいませんでした。
一方、上階では、、
ママ達が息子の行方を捜していた時、我が家の上階でも騒ぎが発生し、住人達が集まっていました。
管理人さんが上階の騒ぎも聞きつけ騒動の話しを聞くと、見知らぬ子供が部屋に侵入しどこの子か探してまわっているとのこと。、、、、、、それ、うちの子です!!
上階の人の話では、リビングに行ったら見知らぬ子供が1人でテレビを見ていて笑っていたとのこと。
「君、どこの子?名前は?」と聞いても返答はありません。
さぞびっくりして、驚いたに違いありません。
管理人さんがママの元へ子供を連れてきてくれました。
ギフテッドの冒険
その時、私は仕事で立ち会っていません。帰宅してから聞かされたのですが、言葉も喋れない分別のない子供のしたことだから、、、と思っていたのですが、今、思い返して見るとギフテッドの人並み外れた好奇心&バイタリティ(行動力)という2つの特徴から起因したハプニングだったのではないかと思います。
扉の隙間から見える外の世界、臆することを知らない息子は裸足で部屋を飛び出し、階段も4つんばになって登ってゆき、我が家と同じように換気の為に開けていた扉から他人の家に侵入、リビングで見つけたテレビをつけ、たまたまやっていた子供番組を鑑賞し笑い転げる、そしてその家の住人が息子を見てびっくり!!というのが事の顛末です。
手を繋ぐ習慣
そんな事件もあり、我が家ではますます息子を連れて外を歩くときは手を繋ぐようになりました。
冒頭にも述べましたが、気になる物を見つけると車が往来している道路にも飛び込んでいくような子供でしたので、手を離す=命の危険だったので真剣に手を繋いでいました。
小学校3年生になった今では、物の分別も分かるようになり手を繋ぐ必要はないのですが、当時の習慣が残っているので手を繋いで歩くことが多いです。
息子と手を繋いでいると、、、、今でも、ふと、当時の事を思い出すことがあります。
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