うちの息子は漢字が得意です。小学校1年生の時に小学校で習うほとんどの漢字を読めていました。
当時、公文で小学校3年生~4年生レベルを受講していたので4年生の漢字を覚えてるのは納得でしたが、なぜ5年生~6年生の漢字も読めるんだろう、と不思議に思っていました。テレビや読書で覚えたんだろうか?と、考えていました。
ある日、トイレでそんなことを考えていたら、目の前に6年生の漢字表が貼ってるのに気付きました。
、、そして、それを見て全ての謎が解けました。
【息子はトイレに貼ってある漢字表を見て 漢字を覚えていました。】
漢字表はママが息子の為に貼ったものですが、1年生の漢字から初め、数ヶ月に2年生、さらに数ヶ月後に3年生と順に貼りだしていったそうです。
自分は、毎日のようにトイレを使用していましたが、意識をしていなかったので、気付いていませんでした。
今回、自分の無頓着さに呆れてしまいましたが、それ以上に思ったことは【トイレ学習の有効性】です。
トイレ学習の有効性を知ってからは、自分も色々なものをトイレに貼るようになりました。
今回は、自分がトイレ学習を実践してきて気付いたことや、より良い活用法などを記事にしたいと思います。
トイレ学習のやり方
子供に覚えてもらいたいものをトイレに貼る。、、これだけです。、、、簡単過ぎです。
パパ塾の労力と比べると、天と地の差程の手軽さです。しかし、手軽な上、効果があるのがトイレ学習の凄い所です。
トイレ学習のメリット
親も子供も手間がかからない
トイレ学習の最大のメリットはその手軽さにあります。
親はトイレのドアにポスターを貼るだけ。子供はトイレを使用している際にポスターを見るだけ。
学習机に座って勉強することに抵抗のある子供でも、トイレに行けば、自然と目に入るので無意識の内に勉強しています。
時間を作る必要がない
勉強をする際、学校の宿題でも、リビング学習でも、勉強をする時間を作らないといけません。ゲームの時間を減らしたり、遊ぶ時間を減らして、勉強をする時間を作るのですが、トイレ学習にはそれがありません。
トイレに行った時、トイレにいる時間がそのまま学習の時間になるのです。
なんだか、当たり前のようですが、これが意外と大きいです。親からすると、子供が勝手に漢字などを覚えてるような錯覚に陥ります。
ストレスフリーで勉強できる
勉強が好きで好きで仕方がない子の場合、学習机やリビング学習に座ってする勉強は楽しいものでしょう。でも、実際はそんな子は ほとんど居ませんよね。勉強はイヤイヤやる子が多いのが現実です。
トイレ学習の場合、子供が嫌がることはありません。ただトイレに座っていたら目の前に表があり、なにげなく目を通して見た。目を通していたらなんとなく覚えた。こんな緩い感じで覚えていきます。
逆に言ってしまうと、ストレスを抱えるようなトイレ学習のやり方は間違っています。
たとえば、「漢字テストが近いからトイレに貼ってある漢字を覚えなさい。」だとか、「トイレに入ったら3つの英単語を暗記してきて。」など、親が要求するのはトイレ学習のやり方とは間違っています。
トイレ学習は子供が自発的に覚えること、あるいは無意識の内に覚えること、が大前提になってきます。
トイレに貼る物
基本は何でも構いませんが覚えて欲しいものがコンパクトにまとまっているものが基本です。
例えば、漢字表や英単語表、九九の段など。
またトイレ学習は視覚からの学習なので、カラーだったり、ワンポイントに絵が描いてあったりするなど、目に とまりやすいものが良いです。
また長々と説明文が書いてあるようなものでなく、一目で頭に入ってくるようなデザインの物が良いです。
以下は我が家で実際に貼った例です。
市販の学習ポスター
結構、多数の会社から、トイレ学習用(勉強机、ドア、兼用)のポスターが市販されています。
大手塾からも出版されていて、そういった物は覚えるべきポイントを抑えた実用的なものばかりです。
我が家で実際に貼っているものは栄光ゼミナールから発行されている【栄光ゼミナールの小学生学習ポスターブック】です。
この1冊で34種類のポスターが入っており(表、裏含む)、国語は小1~小6で習う漢字、熟語、慣用句、ローマ字など。算数は九九、つるかめ算、旅人算、単位、時計の見方など。社会は日本地図、歴史の年表、政治の仕組みなど。理科は植物、人間の体のつくり、星座など。英語はアルファベット。他にも、お金のことや、十二支などのポスターがセットになっています。
これを全て覚えれば、勉強は完璧で中学受験に受かるというわけではありません。あくまで、抑えておきたいポイントが簡潔に纏めらています。
ちなみに冒頭の 我が子が1年生時に5年や、6年生の漢字を読めてたという話ですが、このポスターの漢字表で暗記していました。
自家製のポスター(画用紙)
パパ塾(家庭学習)で発見した子供の苦手な部分を用紙に書き写したり、覚えるべきポイントを画用紙に書き、トイレに貼っています。
我が家はコピー機がないので、手書きで作成していますが、コピー機があるご家庭なら、参考書やテキストの一部をコピーすれば手軽です。(カラーだと見やすくて良いです。)
カレンダー 豆知識系
我が家ではトイレに座って左の壁にはカレンダーが2種類、貼っています。
1つは書き込みの出来るオーソドックスなカレンダーで、〇日は運動会。〇日は漢字検定。などその月の子供のスケジュールを手書きで記入しています。
子供がその月のスケジュールを把握することは意外と重要です。
もう1つは【くもんのなぜなぜカレンダー】です。その月、その日に近いエピソードの豆知識が一日毎に記入されているものです。(5月5日なら、鯉のぼりは何の為にあげるのか?など。)
中学受験にはそのまま使えない知識が多いですが、子供の知識の裾野を広げるという意味では良いと思います。また、勉強ばかりのポスターが貼ってあっても、トイレが居心地悪くなる可能性もあるので、こういった楽しめるようなものがあった方が気分転換になります。
トイレに物を貼るときの注意点
透明な袋に入れてから貼った方が良い
ポスターをそのまま貼っても構わないと言えば、構わないのですが、手を洗ってドアを開けようとした時などポスターが濡れるのを防ぐ為、我が家では透明な袋に入れてポスターを飾っています。
また、その方が、ポスターを替えたい時に、一々、マスキングテープを張り替える必要もないです。袋からポスターを取って、新しいものを入れるだけで交換出来ます。
しっかり貼る
マスキングテープで貼るご家庭が多いと思いますが、しっかり貼らないとすぐに落ちます。
ドアを開閉する際に、風圧をかなり受けるらしく、テープはこれでもか、というくらい貼った方が無難です。
トイレ学習の応用
トイレ学習は視覚を通して学ぶのですが、どうしても視覚だけでは記憶しにくい部分もあります。
それを補う為には、目で見た後に、口に出す。口に出したものを耳で聞く。の作業を取り入れると、より一層、効果が増します。
息子は自発的にこれを実践しています。
トイレに入ると、独り言を喋っているので耳を澄ますと、林は木が2個、森は木が3個。など、ぶつぶつ言ってたりします。
まとめ
1、トイレ学習の最大のメリットは手軽さ、ストレスなく勉強できること
2、ストレスのかかるトイレ学習はNG
3、見るだけでなく、口に出した方が覚えが早くなる
トイレ学習は手間隙のかかるママ塾、パパ塾とは全く別の勉強方法になります。
トイレ学習は手軽に出来る上、かなり有効性もあるので、リビング学習(ママ塾、パパ塾)と上手く組み合わせて進めていきたいです。
また、中学受験を考えていないご家庭でも、ただポスターを貼るだけなので親の負担もなく、気軽に出来るので、是非、一度、検討してみたらいかがでしょうか?
オススメの勉強方の一つです。
ご覧頂きありがとうございます。
コメントを書く