お金をかけないで中学受験をしたい、勉強をしたい。誰もが思うことですが、はたしてそんなことは出来るのでしょうか?
その最大の目指すべきものは無料での勉強方法です。
中学受験対策の大手塾は6年生にもなると年間100万円を超える費用になることも珍しくありません。かと言って家庭学習をやらすにしても、参考書や問題集も塾代ほどには なりませんが費用は掛かってしまいます。
そう考えると、無料で勉強するなんて出来ないのではないだろうか?と考える人がいても不思議ではありません。しかし、無料で勉強は出来ます。一つはインターネットを使用する方法、もう一つは皆様の身近にある図書館を利用する方法です。
今回は図書館を最大限に利用して中学受験対策として活用する方法をご紹介します。
図書館の魅力
図書館の魅力はなんと言っても無料で活用出来ることです。
無料キャンペーン、無料体験など無料を謳った塾や、教材なども多数ありますが そのほとんどは無料後にしつこい勧誘があったり、別途 費用が掛ったりすることもありますが、図書館は100%無料で活用出来ることは誰もが知っていることですよね。
図書館のメリット
図書館のメリット① 無料
魅力の項目でも触れましたが、基本的に本を読む、本を借りる、が無料です。現在の図書館は本だけでなく、CDやDVDも置いてあり、それらも基本的に無料で借りることが出来ます。
むしろ、皆様の税金で運用されているので、税金を払っている以上は利用しないと、損をしているという考えかたもあるかもしれません。以上のことから、中学受験に限らず、読書好きな方、暇はあるけど特にやりたいことがない方はどんどん図書館を活用しましょう。
図書館のメリット② 落ち着く空間
たいがいの図書館には勉強スペース、読書スペースが設置されている所がほとんどです。静かな空間で本を読んだり、勉強するのは集中が出来ます。また、周りの目があるので、勉強の最中に眠ってしまったりすることも、あまりありません。(気にしないでイビキをかいて寝てる人もたまにいますが、、。)
図書館のメリット③ 本の量が豊富
図書館の本は膨大です。場所にもよりますが、私が住む市の図書館は地下1階から4階まで全ての階が本で埋まっています。それだけあれば、ジャンルも無限大と言って過言でもないでしょう。普段、本を読まない方でも、自分の趣味に合う本や、資料もあるはずです。お休みの日に一度覗いてみたらいかがでしょうか?
他にも現在はインターネットで本が検索できるサービスがある図書館も多いので、気になる本がありましたら、スマホやパソコンで検索し、その本が置いてあるのか、いないのか、また貸し出し中どうかなとが家にいながら調べることが出来ます。
図書館のメリット④ 時間の融通が利く
図書館の貸し出し期間は2週間のところが多いです。一度借りれば、2週間は返しにいかないで良いので時間的の制約はほとんどありません。場所によっては閉館後に返却ポストが置いてあるところもあるので、仕事で遅くなってしまった時などでも安心です。
好きな曜日に、好きな時間に、好きなだけ本を借りれる(利用限度はあります。)のが、図書館の大きな魅力の一つです。
図書館を活用して中学受験対策
図書館で中学受験対策は可能でしょうか?と思われる方もいると思いますが、図書館だけの利用で難関校が合格出来るかと言われたら厳しいと思いますが、一般的な勉強、中学受験対策の一つのツールとしては十分活用出来ます。
国語編
中学受験で最難関中学の合格を果たした芦田愛奈ちゃんですが、図書館で週に20冊もの本を借りて読んでいたことをご存知でしょうか?国語の勉強、読解力を強化する為には本を読むことは欠かせません。もはや読解力強化の為に図書館で本を借りるのは中学受験のメジャーになりつつあります。
中学受験の過去問や、全国小学生統一テストなどご覧になれば分かると思いますが、国語のテストには長文問題のウェイトが多くを占めています。時間的にも読むだけできついだろうな。と思う文字数です。普段、本を読まないお子様だと、その長文を見ただけて嫌がる子もいるかもしれません。活字アレルギーを防ぐためにも普段から家で本をたくさん読むのは良いことです。
読解力の強化
本を読むだけである程度の読解力は つきますが中学受験を考えているようなら、さらにもう一つレベルを上げた活用が望ましいです。具体的な話しをしますと、その本で筆者は何を訴えたいのか、物語の深いところまで理解して読む。などです。
例えば、ご自宅で「桃太郎」の本を読んだ場合、「なぜ、桃太郎は鬼退治に行ったのか?」「なぜ、犬や猿は桃太郎に付いていったのか?」などを子供に聞いてみます。また、別の方法としては、親が子供に出来るだけ早口で物語を読み、その後に「桃太郎にお供した3匹は?」「川から流れてきたのは?」など、質問するのも良いでしょう。集中力と暗記力が同時につき、頭の回転が早くなります。
漢字、語彙の強化
ある程度、読書に慣れ、中学年になってからで良いので、本を読むときは国語辞典と漢字字典を用意してあげて、知らない言葉、漢字が出てきたら調べる癖をつけて上げて下さい。
物語の背景から、なんとなく意味は分かる、と思っても、実際は違った意味だった場合だとそのまま間違った意味で語彙を覚えてしまう恐れもあります。国語辞典で正しい言葉を知れば、次々と読書するだけで語彙を覚えることが出来ます。
漢字に関しては、まずは漢字字典の引き方から教えてあげて下さい。国語辞典の使い方は学校で教えてくれますので大体の子が使用できますが、漢字字典は使い方が分からないという子も案外いるのが現実です。
算数編
中学受験で図書館が利用できるのは国語だけじゃないの?と考えている方もいると思いますが、図書館は算数、理科、社会、全てで活用できます。
図書館に教科書が置いてあるのはご存知ですか?私が住む市の図書館には教科書が置いています。教科書だけでなく、参考書も置いています。買おうか迷っていたクレヨンしんちゃんのまんが算数ひらめきブック (クレヨンしんちゃんのなんでも百科シリーズ)や、ドラえもんの算数おもしろ攻略 算数まるわかり辞典【1~3年生版】 (ドラえもんの学習シリーズ)などが置いてありびっくりしたこともあります。
上記の本は、眠る前などに漫画を読む感覚で楽しく読めるので自然と算数の勉強になるのでオススメです。(ただし、図書館で借りた場合は、お子様が直接、本に書きこまないように注意しましょう。)
理科編
図書館に理科に関する本は沢山あります。動物や植物の図鑑。宇宙の本、アインシュタインに関する本など。夏休みに自由研究を取り組みお子様と多いと思いますが、自由研究のやり方を纏めた本なども置いてあります。特に宇宙の本は、好きな子は嵌ると思いますので、一度、借りてきて読ませてあげて見て下さい。何か、一つでもその子が好きなジャンルが分かったら、それだけでその子の得意分野が出来ることになります。
社会編
現在の図書館は漫画も置いています。特に社会の勉強方法でオススメしたいのは、歴史の漫画を読み、ある程度の流れを覚えさせてしまうことです。いきなり教科書から始めるのと、なんとなくでも流れを知っているのでは、その後の勉強に大きな差が出ます。
日本や世界の歴史マンガは多数の出版社から出されています。角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻定番セットや,集英社版 学習漫画 世界の歴史 全22巻セット (新装ケース&特典つき)などなど。お近くの図書館で置いてあれば、ベストですが、ない場合は買っても見返りは十分あると思います。
どんな本を、いつ頃、借りたらいいか?
未就学の時から、図書館で絵本を借りて読み聞かせして上げて下さい。自分で本を読ますのは小学校に入る直前か、入った後でも遅くはないです。その時の注意点として、まず始めは簡単な本から読ませて上げて下さい。その子が好きなジャンルで良いと思います。文字が大きく、内容も分かりやすいものから始め、まずは読書を習慣化することから始めます。
読書の習慣化に成功したら、徐々に難しい本も混ぜるようにし、借りる本の種類も全てが物語にするのでなく、動物の図鑑や、人間の体の仕組みの本なども借りるようにし、子供が興味ある分野があったらそのジャンルの本を続けて借りてくれば、たちまち吸収してしまいます。大人でもそうですが、やはり自分が興味ある分野の方が飲み込みが早いです。
まとめ
1、図書館の最大の魅力は無料で活用できること
2、現在の図書館は本だけでなく、CDやDVDもあり、しかも無料で借りられる
3、図書館の自習室や読書スペースなどでの勉強や作業は集中出来て はかどる
4、あなたの税金で運用されているので、使用しないと損とも言える
中学受験で活用するまとめ
1、図書館で本を借りるのは読解力を高める為の勉強方法としてメジャーになっている
2、国語だけでなく、算数、理科、社会 様々な活用が出来る
3、図書館によっては 教科書、参考書なども置いてある
4、読書させる時には国語辞典、漢字字典を利用する癖をつけさせる
今回は図書館に関する情報を纏めてみました。
図書館はコストパフォーマンスを考えたら最強のツールです。中学受験にも、それ以外でも是非、図書館を利用してみたらいかがでしょうか?
上記の記事には触れていませんが、場所によってはコーヒー屋さんが中にあったりしてデートやレジャースポットとしても活用できます。
ご覧頂きありがとうございます。
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